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【新作紹介】あのコンビが帰ってくる

 異動後の1週間が終わりました。慣れない環境で気苦労もあったものの、とりあえず週末を迎えられてほっとしています。
 休みを前に気力が回復したのでカクヨムを開いたら、複数の作品に長めの感想をいただけていました。自分の作品を誰かが求めてくださっている、というのは本当に有り難いですね。おかけで執筆へのエネルギーが戻ってきました。

 というわけで(?)、今日から新作を公開します。以前から書いていたライトな警察ミステリー、刑事木場シリーズの最新にして最古作です。どういうことかって? 今回公開するのは、シリーズ第1作目の改訂版です。
 タイトルは「岸壁の令嬢」。海辺にある屋敷で起こった死亡事件を、新米刑事とベテラン警部のバディが捜査していく物語です。2021年に完結させたもので、何度か新人賞に応募しましたが結果が奮わなかったため、今回Webで公開するにいたりました。

 本作を最初に執筆したのは2020年4月のことでした。元々ミステリーを読むのが好きで、自分でも一度書いてみたいと考えて挑戦した作品でした。ただ、ミステリーならではのロジックや話の整合性を考えながら書くのに非常に苦労し、辛うじて完成させたという経緯があります。それでも評価してくださる方はいて、そのこと自体は有り難かったのですが、自分の中では満足のいく出来ではありませんでした。
 その後、シリーズを書き続ける中で徐々に完成度が上がっていった手応えはあったのですが、肝心の第1作目を自分が気に入っていなければ読者にもシリーズを読んでもらえない。そう思って改訂版の執筆を始めたのが2021年6月頃のことでした。その頃にはかなりミステリーの執筆にも慣れてきていて、完成させた時には、ようやく本来書きたかった物語を書けたという納得感が得られました。

 全体で約20万字ある長編ですが、ライトで読みやすい文体を心がけているので、長さを感じずにお読みいただけると思います。ゲーム「逆転裁判」をイメージしたコメディ寄りの内容であり、推理を全くしなくても十分楽しめます。ミステリー好きな方にはもちろん、普段ミステリーを読まない方にもお勧めです。

 また、忙しい方向けのために、1年以上非公開にしていた旧版も併せて公開に戻しました。登場人物やストーリーは旧版を踏襲しており、旧版を先に読むとネタバレになってしまうので、お時間のある方はぜひ改訂版をお読みくださると嬉しいです。

 凸凹コンビが織りなすライトなミステリーシリーズ、ぜひ一読してみてください!

作品はこちら。リンク先から旧版にも飛べます→
https://kakuyomu.jp/works/16817330654720198967

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