我が家ならぬ、我が物語の大売り出し中、「頼れる兄貴系」キャラのデニスとシアン。
後輩の面倒見のいい二人ですが、実は結構タイプが違います。
真面目にやろうぜとひっぱっていくのはデニス。
ま、気楽にやろうやで後輩に混ざるのはシアン。
友人宅などで、一声かけてから手伝うのはデニス。
遠慮せずに勝手に動いて準備手伝うのはシアン(#87、105)
泊まるところのない後輩を部屋にあげるのはデニス。(※そういう理由で、デニスの部屋は単身のわりには広い/#39)
じゃー、皆でキャンプしようぜって言って獲物とってくるのはシアン。
二人とも上級冒険者なので、稼ごうと思ったらふらっとクエストに行けばすぐに稼げる。
後輩に報酬殆どあげちゃうのはデニス。(#7)
山分けなーって均等にするのがシアン。
先輩としては同様に二人とも頼れるタイプ。
え?何この人聖人か何かなの?なほどに面倒見良すぎるのがデニスなんですよね。
自分は恵まれない孤児からのスタートで、「運良く」知り合った「上級冒険者」からいろいろな物をもらって一人前になれたと思っている。実際には自身の努力もすごいんですけど。
で、もらった恩を返す事ができないから、それを後輩に繋ごうとしている。そして、自分がそうされたから皆にしてやらないとと思っている。(それが普通の感覚に近くなっている)
シアンも底辺の場所からのスタートなんですけど、デニスみたいに手を差し伸べられて成長はしていないんですよね。「ある人」に出会うまでは、ずっと小汚い世界で暮らしていた。
狭くて汚い世界の中で、大きくはないけど欲にまみれてて、あー美味いもんくいてー、酒のみてー、女ほしーなんてボヤキながら生きていた過去がある。欲もあるし、不条理な世界も良く見ていて、自分は地べたに頭擦りつけてて生きていて。
世間の汚さや厳しさも、彼なりに知っちゃっています。
だから、デニスに比べると、ある意味リアリストなのかもです。
ちなみに二人とも、「腹が減ってたら心も減るから、とりあえずいっぱい食えや」ってのは同じです。
この言葉、元はシアンが言っていたもので、それが一緒に旅をしていたアシュリーに移り、そのアシュリーからデニスに伝わっています。(#9)
だから、リリアンも同じことを言ってるのです。(#42)
==================
ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい~前世はSランク冒険者だったのでこっそり無双します~
https://kakuyomu.jp/works/16817330648712732416~前世の記憶を持つ少女は、再び魔王討伐を目指す~