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『ケモ耳っ娘~』コラム/正月と誕生日の話

 ケモモフの世界では「自分の誕生日を知らない者」(や、気にしてない者)は年明けに一つ歳をとります。
 これ、別段珍しい仕組みではなく、日本の古来の「数え年」です。

 今の世の中で普通に使われている歳の数え方は「満年齢」。
 生まれた日を「0歳」として、そこから純粋に経過した年数を数えます。そして1年後の同じ日(誕生日)に一つ歳をとる。
 「数え年」では、まず生まれた時を「1歳」とします。ここ重要。そして「次の正月」が来ると、一つ歳をとります。
 その為、12月生まれだったりすると、生まれて一カ月もしないうちに2歳になっちゃうんですよね。
 実年齢(満年齢)と数え年の差は1~2歳近く変わってきます。なので昔の話なんかで「15歳で成人」とか言っても、実際には中学1~2年生くらいだったりします。


 さて、ケモモフの世界での年齢はかなりアバウトです。
 誕生日を知っている者はそのまんま満年齢。リリアンやニールがこれに当たります。

 誕生日を知らない者。例えばデニスは孤児なので保護された時に「だいだい幾つくらいだろう」(もしくは自称)で年齢を決めちゃいます。それからは次の正月に歳をとります。

 ちなみにミリアは幼少時は家庭で過ごしているので、ざっくりですが誕生日の季節を知っています。(2歳で保護されていますが、獣人の2歳は人間の5歳くらいなので、家族に祝ってもらった記憶があります)
 シアンは実は孤児ではないので誕生月くらいはわかっていますが、知らない事にしてアシュリーと一緒に正月に祝ってます。

 マーニャやサム、メルはエルフ(ハーフエルフ)なので、実年齢や誕生日をそこまで気にしません。なので忘れてる(または知らない)ので一応正月に歳をとります(わざわざ祝う習慣がない)

 まあ、種族によって成長具合や寿命が違いますので、年齢はさほど重要ではないのでしょう。
 サムなんて、見た目は少女で中身は大人以上ですから、ある意味反則なキャラですね(笑)

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ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい~前世はSランク冒険者だったのでこっそり無双します~
https://kakuyomu.jp/works/16817330648712732416

~前世の記憶を持つ少女は、再び魔王討伐を目指す~

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