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『ケモ耳っ娘~』「71 留守番/デニス(1)」おまけ小話

(二日目の朝)

アニー『申し訳ありません。差支えなければ魔力を少し分けていただけませんか?』
デニス「ああ……(いつぞやのリリアンとアニーのキスを思い出す) いや、流石にキスは……」
アニー『キス、ですか?』
デニス「魔力分けるのって…… ええと、口から、なんだろう? ゴーレム相手でも流石に……」
アニー『いいえ、少し手をかざして魔力を頂ければ、それで大丈夫です』
デニス「(ほっ)なんだ、それくらいなら構わねえよ。ほら(手をかざす)」
アニー『ありがとうございます』
デニス「(独り言)リリアン以外とキスしたくないしな……」
アニー『マスターへの伝言ですか? お帰りになったらお伝えしておきます』
デニス「待った! 違うから! やめろ!!(真っ赤)」
アニー『承知いたしました。しかしマスター不在の間の出来事は全て記録しておりますので』
デニス「○×□▲……!?(真っ赤になって項垂れる)」

 記録してあってもわざわざ確認はしないので、危機は免れました。
 防犯カメラの録画を何もなければ見ないのと同じイメージですね。

 デニスはこの事で心配する気持ちがちょっと紛れたのかも?

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ケモ耳っ娘になったからにはホントはモフられたい~前世はSランク冒険者だったのでこっそり無双します~
https://kakuyomu.jp/works/16817330648712732416

~前世の記憶を持つ少女は、再び魔王討伐を目指す~

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