「ユーザーが選ぶ! カクヨム作品大賞2016」という企画を 長良 黄泉さんがされています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882145971短編とか長編とかの部門ごとに、読者のおすすめ作品を3つ投票できるというものです。
3つに絞るというのがとても難しくて、もう参加しなくてもいいやという気持ちになっていたのですが、あまり多くの人に読まれていない作品の中にももっと読まれてもいいのになと思うような素敵な作品があったので、そちらを投票させてもらいました。
私が個人的に、「これおすすめなんだけどなあ」と呟いていてもなかなか発信力がないので、これで少しでも効果があるといいなと思います。
レビューが上手く書ければもっと人を呼ぶことができるんでしょうか。悩ましいところです。
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●死神に――は殺せない
作者:十津川さん
ジャンル:現代ドラマ
選択の余地なく殺し屋となりひっそりと生きてきた少年と、彼に惹かれる少女の物語。情景描写やキャラクターの生き生きした感じがとても魅力的。
ちなみに”さん”まで含めてペンネームです。
●二十歳の恋愛
作者:Kei
ジャンル:ラブコメ
1ページ1ページに雰囲気のある素敵な作品。ジャンルはラブコメですが、どちらかというと純愛物。
●この手で君の涙をぬぐえるならば
作者:時織拓未
ジャンル:恋愛
触れることのできない相手との不思議な恋愛&SFストーリー。泣きました。
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こんな感じで、長編部門に3つ投稿しました。
短編などは簡単にページを開いてもらえる可能性があると思うので、長編だけの投票にしました。
死神に――は殺せないは、映像的なものまで考えられて書かれているんだろうなと思うような描写で、思い浮かぶシーンがすごくかっこいいんです。キャラクターにファンがつくだろうなと思いました。ライトノベルなのかな?
殺し屋などといった題材を扱うと、作者さんの哲学や倫理観によっては好ましくない作品に仕上がってしまうことがあるのでちょっと警戒していたのですが、人の存在する意義について結構温かいメッセージを伝えているような作品でした。
二十歳の恋愛は、言葉の選び方に情緒があるというか。それと主人公の不器用さと心の動きがリアリティがあって共感できるんですよね。あと、タイトルは「二十歳の恋愛」だけど、随分前のお話だと思います。アンリとか来生たかおとか出てくるような時代でした。
前半は恋が成就するまでの人との付き合いの難しさが書かれていて、後半はいい恋は人をどう後押しするかみたいなことが書かれています。
言葉が素敵なので、何かと参考のために今後もあちこちのページを開かせてもらいそうな予感。
この手で君の涙をぬぐえるならばは、実はだいぶん前に読んだので具体的な感動を覚えていないのですが、「本みたい!」と思って驚いたのだけは覚えています。文章がきれいでした。そして本当に泣いたのは覚えてます。
変えることが難しい運命を変えたいと挑戦する、その姿が良かったような気がします。
この3作品、伝わってくるメッセージがいいんですよね。
この私の素のコメントを書いた方がよかったのかな。
レビューってわかりません!
しかしこれで興味持った方、本当におススメなんで読んでみて!