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『四公領』最終話投稿に関して余談

こんばんは、あるいはこんにちは。

本日で四公国終了となる。それにあたりを含めて最終的なまとめをしようと思う。


作者的なものなので、読者的には全く面白くないとおもう。


というわけで、PDCAサイクルを利用して振り返りをする。
ぶっちゃけ素人なのでこうした見返ししないと本当に『ぐだぐだ』になるだろう。



● 1.Plan(計画)

所謂方針。KPTにおけるTry(目標/目指すもの)。

まず当作のスタートは次の通り。

・ハイエルフ♀に転生して、少年エルフと旅する話。
 つまり男性向けTSFファンタジー。
・オープンワールド系のゲームをプレイする感覚で進める。
 メインストリーム(全体目標)、
 グランドクエスト(章中の目標)、
 サブクエスト(話中の目標)の3つの構成。
・とりあえずやってみて習熟度を高める。

また四公国については。

・メインストリームの超目標の設定。
・グランドクエストの示唆を設定。
・サブクエストをメインとして進める。
・世界観の掘り下げ。
・継続的な書き方の検証を行う。
・実際利用可能なプロットの構築。
・文字の出力単位を算定。
・完結のための経験を積む。

という計画の元動いている。



● 2.Do(実行)

本来実行フェイズなのだが、起きた問題を抽出することにする。
KPTにおけるProblem(問題/出来なかった事)。

・プロットが甘すぎた。
 ・計画に対して想定した結末からぶれることが多々あった。
 ・結末について最後までかなりぶれた。
 ・伏線の回収がうまくいかなかった。
 ・ヴィランをヴィランらしく書けなかった。
・設定が生える状態について、予め決めるべき基幹設定が含まれていた。
 ・時間、金銭はもとより、年収関係は決めるべきだった。
 ・キャラクター描写について、その後やその前の描写をもう少し詰めたかった。
・品質的を最低限の担保で済ませていた。
 ・主観における整合性のみ追求している状態。
 ・見返すタイミングを一切設けていない。
 ・似たような使い回しを多用していた気がする。
 ・お話の開始について、似た展開が多かった気がする。
 ・文字数が平均4500文字。これはもっとコンパクトに出来た。
・作品の情報管理が上手く行っていない。
 ・人物や設定の管理が宜しくない。アクセス性が非常に悪く使いづらい。
 ・機種依存文字を利用してしまった。
 ・気を使ったが、主役二人にしては片方が目立っていた気がする。
・前提調査系が上手くできていない。
 ・中世なら中世らしい情報源をもっと調査しておくべきだった。
 ・地理に関して地政学の知識を得るべきだった。
 ・会話や台詞に関する語彙辞典等取得するべき。
 ・プロットはあくまで設計という概念が理解できていなかった。
 ・なんかもう色々と足りてないことを思い知った。
・習作や手探りという面が強いため、どうしても『読んでくれ』ということが言えない。
 ・そもそも単行本5冊分の文量を試し読みしてくれなど正気の沙汰ではない。
 ・当作完了後、短編~中編を書いた時にそうしたものを進めようと思う。



● 3.Check(評価)

つまりはできた事リスト。
KPTにおける、Keep(維持/できた事)

・メインストリームの目標を開示できた。
・グランドクエストの方針が確定できた。
・当初予定していたとおり、グランドクエスト単位での連日投稿を可能としたこと。
 実質109日に渡って連投できたのは快挙。
・当初懸念していた風呂敷を畳むことができた。
・プロットの不都合、甘さを認識できた。或いはその限界を理解できた。
 逆理で足りないものを思い知った。
・認識できるかぎり、論理的な矛盾は極力調整できた。
 ただし小手先の技であるため、全体を通しての違和感は拭えない。
・全体的に飽きること無く書けた。
 とはいえもう少しやり方も見直したいという意思も芽生える。



● 4.Act(改善)

次回のPlanに向けた補正活動。
KPTにおけるProblemとTry。

<準備について>
・プロットをもう少ししっかり構築する。
 ・設計を大まかに設定することで、前後関係の因果をはっきりとさせる。
 ・キャラクターの乱立を防ぐ。前回までかなり行き当たりばったりで増えていた。
  →再登場しないキャラクターはネーミングしない等で対処。
・関連資料のアクセス性を高める。
 ・キャラクターの設定に関して、テンプレートをブラッシュアップする。
 ・設定関係のまとめ方を見直す。

<描写について>
・キャラクターの感情を意識する。
 またその根底にあるテーマを意識する。
・文章量を抑えられるように意識する。基本は3,000。
・ヴィランにちゃんと悪事させる。
 つまり目的をもたせた上で、許せないことをさせたい。
・言外でわかる事は書かない。またそう解るような一文を心がけたい。

<活動について>
・少し時間的な猶予を取る。品質を高めたい。
・推敲についてツールを導入する。
 →Novel Supporter
・「感情」から書く脚本術 に基づいた作方。
・脚本や種書きといったウォーターフローモデルによる執筆活動をローカライズする。



● 5.次回に向けたPlan(計画)

基本となる骨子は変えないが、最終的にラブラブにするために幾つか仕込みをする必要がある。

・ハイエルフ♀に転生して、少年エルフと旅する話。
 つまり男性向けTSFファンタジー。
・オープンワールド系のゲームをプレイする感覚で進める。
 メインストリーム『ジャバウォックを追う』のための準備。、
 グランドクエスト『ヴォーパルの座所にて問題を解決する』を実施。
 サブクエストを幾つか実施。これについてはグランドクエストに絡まないものも用意する。
・常に習熟度工場を目指す。

また次回章の『迷宮都市』では。

・プロットをもう少ししっかり構築する。
 ・設計を大まかに設定することで、前後関係の因果をはっきりとさせる。
・関連資料のアクセス性を高める。
 ・キャラクターの設定に関して、テンプレートをブラッシュアップする。
 ・設定関係のまとめ方を見直す。
・キャラクターの感情を意識する。またその根底にあるテーマを意識する。
・言外でわかる事は書かない。またそう解るような一文を心がけたい。
・文章量を抑えられるように意識する。基本は3,000。
・ヴィランにちゃんと悪事させる。
・創作論的なものについて、もう一度意識しなおす。
 とくに起承転結の盛り上がりについては再度見直すこと。
・書き方のアプローチを常に考えつつやってみる。
 特に『脚本』をメインに据えたものは効果的と言う見解。

 と言った点を重視していくことにする。



ちなみに『感情を意識する』と言うのは以下を読んで取り込んだことなので、
財布に余裕があれば読むことを進める。


「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方 カール・イグレシアス https://www.amazon.co.jp/dp/4845915820/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_d.F5zbYD3B0MX @amazonJPさんから

これは書籍化作家さんも皆おすすめーと言っていた中買ったものだが、確かに得るものが多い。


というわけで今年も残す所2ヶ月とちょっと。がんばっていきまっしょい。

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