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虚無と諦念

――待ち人来たらず。こんな異端作のことなぞ、忘れられたでしょうか。
さもなくば理屈っぽくて長い第十六話に嫌になったでしょうか。
だからとて責めますまい、責めますまい。前にもあったことです。

1ヶ月以上近況ノート以外こちらにノータッチでいたことで、気がつかないうちに自分でもかなり心境の変化があったようです。
相変わらず一切動く気配の見えないpv数を見て、ここ数日感じるのは悲しみでも苦しみでも悔しさでも怒りでも怨みでもなく、また前向きでも後ろ向きでもなく、そして明るくも暗くもない感情。
曰く「虚無」、曰く「諦念」。
もう求めることも望むこともやめましょう。このコミュニティが私を求めないし望まないのに、何ゆえ私が一方的に求め望む甲斐がありましょうか。
さりとて責めますまい。責めても他の人たちが気の毒、せんないことです。
投稿しても反応なきものと思いましょう。とりあえず出すだけ出して望まずおりましょう。
藤村操の『巌頭之感』でもそらんじたくなりますね。や、別に死ぬ気はこれっぽっちもないですけど、今の奇妙な悟りじみた感情はあれに通じるものがあるので。
そんなことしてる暇あったら現実の小説をがんばりましょうか。あれこそ努力が報われたわけですからね。

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