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小説の作法に関する真面目なお話

だなんてタイトルにするほど、深い内容じゃないんですが。

いただいた作品レビューにもありましたが、本作の導入部は、ネット小説のセオリーに反した、スロースタートです。
事実、第一話だけ見てお帰りになる読者様が半数以上。作品タイトルもこれだけじゃ何のことだかよく分からないしね。

もともと紙媒体での発表を前提にしていましたから、第一話のプロローグが抽象的でも、先を読んでもらえるだろうと思っていたんです。だからカクヨムにアップするにあたり、ここは悩みました。
第二話を最初にもってくる方が、間違いなく読み続けてもらえる確率はあがると思います。ただ、あのプロローグはどうしても必要でした。

紙の場合、第一話くらいのボリュームのプロローグエピソードは、読む人は話が進むに連れ忘れていきます。そして、後でそれに関連するエピソードに遭遇したとき、「ああ、このことか」と思い出す。これ、書き手にとっても読み手側にも、爽快感があるんですよね。

どの小説でも、なんでもないと思っていたプロローグが、実はかなり重要だったりします。しかしネット小説の場合、いやでも目次画面の一番上に、いつでも表示されてますからね。悩んだ末、やはり現状のままと致しました。

タイトルも、いろんなワードを入れて長くするのは好きじゃないんです。やっぱり、含みを持たせてシンボリックであるべきだと思うので。ラノベ風タイトルも、出始めの頃はユニークだったですけど、もう皆さん飽きたでしょ。

てなわけで、もし書き続けるとしても、このスタイルは変わらないと思います。

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