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雑談 ちょっとした疑問

この世にはたくさんの異世界転生をテーマとした小説がありますが、その多くがパーティーや勇者、貴族中心のものです。農民への転生も少しありますが、そのほとんどが(私の見た限り)スキルを使ったスローライフ系で、実に平和な話となっています。
しかし、実際の中世では農奴という存在が示す通り、農民はひどい生活を送っていました。だから貴族中心でざまあや恋愛ばかりの話を見ると、なんだかもやもやするのです……。

農民のひどい生活を見て心を痛め、「貴族界で革命を起こそう!」という小説あるのかなーとか思って探したのですが、非現実的だからか、スキルなしの話になってしまうからか、汚い世界を目にすることになるからか、それともちょっと共〇主義っぽすぎるからか、(私の見た限り)まったくありませんでした。なんでッ(´;ω;`)
面白そうだとは思うんですけどね。貴族じゃなくても農民に現代人が転生して、搾取され続けて疲労した家族や仲間の姿を見て激怒して、腐った貴族界に対して革命を起こすとか。あとは貴族育ちの転生者vs農民育ちの転生者みたいな階級闘争的な小説があったら、読んでみたくなりますねー。

ま、異世界転生系はほとんどが現実から逃げることが目的なので、全然合わないのですが。私からすれば「逃げてないでさっさと現実と向き合え」と言いたくなるところですが、それは私が若く、両親のおかげで結構有利な地位にいるからなのでしょう。就職したら私も転生したくなるかもしれません。
でも異世界転生したからって、自分が無双できる世界なんて正直存在するわけないと思うんですけどね……。

4件のコメント

  • 異世界系の根本にあるのはことごとく現実逃避のはけ口ですからね……。
    爽快感優先なんでしょう(自作から目をそらしつつ)

    ただ、農民とは違いますが例えば『本好きの下剋上』は開始地点はほぼ最底辺ですから、作品としてないというわけではないかと。
    あの世界は魔法に世界の維持そのものが依存してるから、魔法を使える貴族の立場がまるで違うという話でしたが。

    あとは、下から社会構造を変えるとなると、そもそも社会構造を細かく定義しないと説得力なくなりますから、難易度大幅に上がりますしね……。なぜそういう社会構造になってるのかといった歴史的背景とかまで踏み込む必要まで出てくるとと……(^^ゞ
    さらに地域差とか中間階級とか……多分普通に素人が書くには難易度高いのはありそうです。
  • 和泉将樹さま

    コメントありがとうございます! 「本好きの下克上」は最底辺からの物語だったんですね!小中学生の時とても人気だったのですが、なぜか読まないまま終わってしまいました……。表紙から中流階級の話かなと思っていたのですが、少し読んでみようかな……。

    素人が書くには難しいというのは確かにそうですね。その点はなにも考えていなかった……()
    階級闘争の話を書くとなると、社会学と歴史学をよーく知らないと穴だらけになってしまうかもしれないので、学者レベルになってしまうかもしれませんね。歴史ものを書く人たちも大変そうです……。
  • タンティママンですわよぉ〜
    (((o(*゚▽゚*)o)))

    アタシ、カクヨムにシマ移す前は、なろうで書籍化された異世界ファンタジーだけを10年ちかく読んでたけどぉ〜

    確かに、『本好きの下剋上』ぐらいしか無いわねぇ…
    (;´д`)

    異世界ファンタジーで政治的なものは、あるかなぁ
    『滅びの国の征服者』
    コレは魔法が無い異世界もので非常に面白いけど、更新が滞ってるから完結するのかしら…

    なろう含めて異世界ファンタジーは、星の数ほどあるからぁ、そのテーマのハナシはあると思うけど、書籍化していないコトは断言できるかなぁ〜
  • タンティママンさま

    コメントありがとうございます! 書籍化されたものはないのですねー、なるほど。まあ、こんな設定にしたら世界観書くだけで、本丸一冊使っちゃいそうなので難しいですよね……。

    「滅びの国の征服者」……、もうタイトルからしてわくわくしてきました! 少し見てこようと思います! ありがとうございます!
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