最近ある創作論?というかWeb小説はなぜ面白くないと言われるのかという理由を考察する作品がありまして。それで、確かに私も典型的なWeb小説(いわゆるテンプレ)が苦手で、評価した作品欄見ればわかると思うのですけど全然読んでいません。
というわけで今回は自分がWeb小説を嫌う理由を分析していきたいと思います。何回かにわたってベラベラ喋るかもしれません。
まず私がWeb小説で何よりも苦手なのが、主人公ご都合主義と主人公最強です。なんだか知らないけど転生して、なんだか知らないけどすごい能力をもらって無双する。
個人的意見ですが、めちゃくちゃつまらないです。理由もなにもなくいきなり強くなるなんて、そんなのこの現実世界においてはありえないことじゃないですか。「血筋」系主人公のほうがまだ理屈があります。
あの超人気漫画作品が生まれたジャンプで理由もなく強い主人公います? いいえ、ナルトもルフィも(マガジンではあるけど)エレンも死ぬほどつらい思いをして、戦い、あの場に立っているのです。だいたいそういう主人公には「血筋」がありますが、それを打ち消すくらいの経験と努力、知恵の積み重ねがあります。
言い訳程度に、転生者はだいたいブラック企業の勤め人かなにかで「かわいそう」感を出して、人生を楽に過ごすことを正当化しようとするのですが、正直に言いますとかわいそうな人生を送ってきたからと言って、突然幸せが降ってくるもんじゃありません。
ブラック企業に働いているならばトラックに轢かれるまで働くんじゃなくて、どうにかしてその会社を辞めて転職してください。私の父もクソ上司にあたって、毎日3時間くらいしか寝られない環境にいたことがありますが、今はそんなこととは無縁な世界にいます。
現状を変えたいというガッツがあればなんでもできるはずです。Web小説なんかで現実逃避をするのではなくて、なにか行動すべきです。「いつか願いはかなう」みたいなスタンスでいないでください。願いは自分で叶えるものです。
トラックに轢かれることなんて、何も変えてはくれません。ただ死ぬだけです。死んだら終わりです。
まあ、それだけならいいんですが、多くの作品(現代ファンタジーのダンジョンもの含め)ではなんか「気がつかないうちに無双」する設定になっていて、「あれぇ、俺ぇ、なにかやっちゃったぁ?」みたいなストーリーがになっているんですが、正直に言うと気持ち悪いです。
あれは天然キャラを書こうとして失敗しちまった感しかでていません。というか天然キャラだからといって許されようとする姿勢ましましで嫌です。無双するなら超威張ってください。そのほうがスカッとするし、私は自分に正直なキャラが好きなので。
そもそも「なんで自分の力把握してねえんだよ、世間知らずの馬鹿なのか?」って話になりますし。
あとクラスメイト全員で転生して無双とかあるじゃないですか。ああいうのいかにも思春期の子供がしそうな妄想で嫌なんですよ。ていうか私が実際していたんですよ、中学生の頃に。完全に黒歴史なので見たくもないです。
ここからは完全に個人的な恨みになりますが、私の能力は言語をたくさん話せることなんですよ。だけどあの世界行ったら英語もロシア語も役に立たないじゃないですが。しかも言語覚える過程がよくわかんない魔法だか、意思疎通だかで吹き飛ばされて、なんか腹立ちます。言語系舐めるんじゃねぇ! 言語覚えるのどれだけ大変なのかわかってんのか?!!!?
あとナーロッパは嫌いだ! お前ヨーロッパの魅力何もわかってねえだろ! ゴシック建築とかロマネスク建築とかの美しさ知らねえだろ! まずイタリアにでも行ってから書けええええええ!!
以上です。また明日らへんに②を書きます。今度はWeb小説における女性キャラの扱い方についての不満をぐちぐち言おうと思います。これに関してはご都合主義と無双よりも嫌っている部分ですので超辛らつになると思います。