昨日、代表作のsleeping recollectionの20話を投稿した。
基本的に『誰にも読まれない』を前提に書いているが、更新頻度が三年で20話なのでそれを改めて言うことでもない。
それでも今月は130PVほど上昇し、活動に比例して誰かしらに読んでもらえコメントも頂けるようになった。
宇宙や物理学、世界線、タイムトラベルなどが好きで狭く深く自分なりに勉強して、物語に分かりやすく組み込んでいるのだが、実際読んだ人は面白いと思ってくれてるのだろうか?
実際読んでくれた人たちは各々に好きなキャラクターを挙げてくれ、それがわりとバラバラなのが嬉しく思った。
バラつきがあるのは、それぞれに個性があるということだからだ。
本来100話を見越して作っていたものの、とある筋から「叩き台としては長すぎるので短く作って欲しい」と要望があり、45話を目処に収めようと思っている。
本作は7話までの速度感が非常に遅く、他のユーザー様にご指摘頂いた通り『目指す場所』がよくわからない設定となっている。
勿論登場人物紹介に使わせてもらってるのだが、この漠然と霧の中を進むようなモヤっとした感じこそ「夢の中のような」仕上がりにしている。
ちなみにキャラクターの視点が多く切り替わり、読者を混乱させる仕様にしたのは作者の好みである。
確かに「書きやすさ」という点では登場人物視点で書いた方がやり易い。あとは人物描写に力を入れているというのが一番かもしれない。
19話はそれらの性格が顕著に出るように丁寧に書いた。
「あ~、この子ならこういうこと言うな」という次女の香奈や、気が弱く没頭型の父親、あまり深く考えない三女の由衣、家族想いの長女麻衣。
そしてこの19話は初めてサイドストーリーと交差するように作った。
サイドストーリー的には中編の後半辺りで本作と合流するようにしている。最終調整をして間もなく公開予定だ。
ようやく三章に突入する。
読者視点では、バラバラになっていたものが繋がってきて「あ~なるほど!」となる頃だろうか。
おそらくキチンと物語を理解して読み進めている方ならそれぞれのキャラを理解しているので、かなり読みやすくなってくると思う。
二年目は全く筆も立たず、三年目にしてやっとこ筆を走らせているので読者の方には気長にお待ちいただきたい。