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NieR:Automata


 夫婦共通で好きなゲームのタイトルだ。
 ニーアオートマタと読むのだが、元々私はこのゲームを知らなかった。

 小説の舞台になっている徳島県の旅館で仲居をやっていたころ、冬季休業の数ヶ月間に鳥取県の大山(だいせん)でレンタルスキーの係をやっていた。
 こういう仕事は普通のバイトと違って、リゾートバイト(所謂住込み)という家賃無し、光熱費無し、食費無料でわりと高い時給で雇ってもらえる夢のような仕事がある。

 こういうリゾバは大学生がおおく、私が働いていた頃も男子大学生と女性がちらほらいた。

 そこでバイトリーダーとして若い衆を取り纏めていたわけだが、仕事が終わると【PUBG】というガンシューティングゲームで遊んでいた。

 明朝5時頃、私は1人で呑気に遊んでいたわけだが、4人1組でチームを組むスクワットに、ランダム(通称:野良)でチームになった女性3人のうちの1人が今の妻となる人であった。

 私以外はボイスチャットをしていなかったので、私は束の間のハーレム状態にウキウキしながら喋りに喋った。

 ネット内で逢瀬を重ねて実際に会うことにもなり、2人の距離はグッと近づいた。
 ポイントとしては2人とも「ゲーム好き」であったことだろう。

 冬季休業が終わり、雪山から秘境の旅館に戻る頃、当時彼女であった妻からNieR:Automataというゲームを教えてもらい、やはりガッツリハマった。
 今では五周年のリアルイベントに幕張まで遠征するほどのヲタクぶりである。
 ちなみに石川由依さんはめちゃくちゃ可愛かった…。

 
 そうして月日は経ち、今度はNIKKE(ニケ)というアプリゲームをやり始め、先日発表されたコラボが「NieR:Automata」ということで全俺が歓喜したのだ。

 このニケというのは実にズルい。
 あまり大きな声で言えないが、男性が女性のどこを見て興奮するのかを熟知している。
 相当なストライクゾーンを兼ね備えた手練れの運営サイド。
 奴らが巧妙に作り込んだキャラクターのボディラインに生唾を飲む。

 というわけで、私はNieR:Automataの2B(トゥービー)が実装される日を心待にしているのだ。

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