• SF
  • エッセイ・ノンフィクション

流行りに目もくれない作家たちへ

 異世界モノ、イチャラブ、美少女ハーレム、主人最強俺TUEEEE!!など、昨今のカクヨムやなろう系はどうかしている。

 読者のご機嫌を伺いながら、低能承認欲求モンスターがPVという経験値を貪る構図に嘔吐が出そうだ。

 かれこれ三年ほどTwitterの承認欲求モンスターを観察してきたが、基本的に筆を折るのは「誰にも読まれないから」「コメントが辛辣だったから」「毎日更新できない」など、作者自身が作品を愛してない奴が多く、それらしい言い訳を並べている。

 最近交流している【平松令菜さん】という方を例に挙げてみよう。

・一作品のみ、それだけを作ると決めている。
・これまでコメントも評価も貰ったことはない。
・4ヶ月以上書き続けている。
・元々メモ代わりにカクヨムに投稿している。


 嘆いてる奴らよ、自分の作品を愛するとはこういう人をいうのだよ。
 書かない、書けない理由を他人の責任にしない。
 自分が好きな路線をとことん突き詰める。そして書き続ける。
 流行りに乗ろうとすれば流行りに呑み込まれ、力のないものは沈んでゆくだろう。
 だったら「流行りに乗らなければいいじゃん」と思うのが私だ。
 
 私は基本的に作品評価を現実世界の知り合いや友達にしてもらう。
 自分が設定している年齢層には特に読んでもらう。
 また専門的な文章を書く時には、その路線で実際働いている人に読んでもらって「おかしなところはないか?」と聞く。
 どうしても、想像だけでは補えない部分が生じてしまうからだ。

 だが昨今の異世界モノやハーレムもの等はどうだろうか。
 なんの人生経験もスキルもない人間が、お花畑の脳内で自己都合解釈物語を書いている。
 んなもん行き詰まるに決まっている。

 完全な空想物語を書くならば、それ相応の想像力が必要だ。それを補うだけの書物なり驚異のオタク能力が必要になる。それを書ける人はそれ相応の努力をしてアウトプットしているのだ。

 私の手法や思想が絶対の正義と言いたいわけではない。
 だが、それらを踏み外して「筆を折る」人間というのはその努力をしていないことは事実だ。

 そもそも「流行りに乗らない独自路線」の作家というのは、上記のウンチクなどどうでも良いと思っている。全て自己完結するから。

 最近自分がどういう作品を読むのかわかってきた。
 「作品」ではなく「作者」で選んでいる。
 作者が面白い人であれば、必然的に作品も面白い傾向にあるからだ。
 情熱を感じる人間には呼応するのではないだろうか。

 私は作品を公開してから三年で約20話しか書いてないが、この「~しか書いてない」というのは、やはり人と比べているからだろう。
 それでも、死ぬまでに完結できれば良いと極端に考えているから、今日もストレスなく下書きを書いている。

1件のコメント

  • 落木様

    通報ありがとうございます。
    どうやら私のチェックが至らなかったようです。申し訳ございません。

    「不快なレビューをされた」とのことですが、そもそも企画参加のルールも読めない方ですのでお察しかと思います。
    あまりお怒りにならず、ご自身の作品を愛でてくださいませ。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する