ご無沙汰しております。RAYです。
皆さまには、ボクの身体のことでご心配をお掛けして申し訳ありません。
また、不義理をしているにもかかわらず、お心遣いをいただき心より感謝申し上げます。
先日、カクヨムのサイトにアクセスしたとき、カクヨムコンの締め切りが近づいている記述が目に入りました。普段は目に留まった作品を斜め読みしているところですが、皆さまががんばっている姿を想像したら「腰を据えて読んでみようかな」なんて思いました。
もともと読解力が平均点以下であることに加え、時間に制約があることから、コンテスト期間内にすべてを読むことはできません。ただ、読者としてコンテストに参加して皆さんを応援できたらと思っています。レビューや応援コメントまでは厳しいかと思いますが、その点はどうかご了承願います。
さて、ボクの近況ですが、身体の調子は一進一退で特に良くなったとは言えません。ただ、日常生活は、不自由ながら誰の世話になることもなく送れており、仕事も普通に行っています――が、かなり疲れます。そのせいか、仕事から帰ってきて家事をこなした後、PCの前に座っても長くはもちません。不本意ながら、寝落ちしたことも多々あります。
カクヨムには時間を見て訪れ、皆さんのところにも結構お邪魔していましたが、足跡を残すことが躊躇われました。それは、いつの頃か気後れのようなものを感じていたからだと思います。「羽を怪我して飛べなくなった鳥は存在価値がない」。そんな心境でしょうか。皆さんが書いた作品に触れて素晴らしいと感じると同時に、以前RAYが書いた作品に対して「ホントにボクが書いたの?」といった、奇妙な感覚を抱きました。
以前の僕なら、そんな負の気持ちを正のパワーに変換して「できるだけ早くRAYに戻ってみんなと楽しく切磋琢磨しよう!」と思えたのかもしれません。でも、そうはいきませんでした。「皆さんやRAYのように書くことはままならない」という気持ちが大きくなり、カクヨムへの距離が遠くなっていくのを感じました。言い換えれば、カクヨムにボクの居場所はないような気がしました。
もともとカクヨムを自分の夢を形にできる場所と位置づけ、リアルの世界ではなれない自分になることを期待してやってきましたが、そんな気持ちがどこかへ行ってしまった感がありました。身体の不調が精神に影響を与え心身ともにダメージを受けた状態では、前向きな気持ちを抱くこともままなりませんでした。
思い返すと、ここ1年あまりマンネリな生活が繰り返されてきました。一歩も前に進むことなく惰性で生きている……いえ、生かされているようです。これではいけないと思いながら、次の日になるとまた同じことの繰り返し。カクヨムを訪れ、がんばっていたRAYを見るのが少しずつ辛くなってきました。近況ノートに2回書き込みを行い自分を奮い立たせようともしましたが、上手くいかず、このまま消えてしまった方が良いのでは……などと思うようになりました。
でも、やっぱり悔しいです――死ぬ瞬間に後悔するのは。
やるだけやって「(実力がなかったのだから)仕方がない」と思うのと、惰性で生きて「(運がなかったのだから)仕方がない」と思うのとでは180度違います。自分の置かれた環境や社会を悪者に仕立て上げ上手くいかない理由ばかり並べて自分を正当化するのは、ある意味楽です。でも、胸のあたりに渦巻く、どす黒いモヤモヤが晴れることはなく、悶々とした毎日を送っていました。
希望や夢が欠けた人生というのは、無味乾燥していて悲しいものです。それを実感した瞬間、人生を放棄してしまう人も少なくありません。でも、ちょっとしたことがきっかけで変えられるものです。今のボクはそう信じています。
まだ長編を書くだけのモチベーションと自信がないことから、しばらくは、皆さんの作品を読んで一から勉強するのと、過去にRAYが書いて現在は非公開となっている「東京歌姫」の改稿を行いたいと思います。あとは「詩のようなもの」の連載を再開し、心の思い(愚痴とも言います(笑))を形にできたらと思っています。
自信を喪失したことで素人以下の存在に成り下がったボクですが、あの頃のRAYに戻れるようがんばりたいと思います。ただ、お付き合いはあくまで自然体でお願いします。お友だちの皆さんが普通に接していただくことが、ボクのパワーの源となり、いろいろな意味で力が湧いてきますから。ダ━o(`・д・´)ノ━!!。
最後になりましたが、今回、皆さんの作品に足跡を付けたところ、たくさんの方から声をかけていただきました。はっきり言って、無茶苦茶ビックリしました。普段は迷惑メールホルダー行きのセールスメールしか届かないMidnight_rayのホルダーに、カクヨム系のお知らせが山のように届いていました。
恥ずかしい話ですが、涙が止まりませんでした。
ボクの居場所は、まだあるんだと思いました。
ボクは、まだRAYでいられるんだと思いました。
改めまして、皆さんに心から感謝いたします。
これまで受けた恩は、楽しく切磋琢磨することで返していけたらと思っています。
大変長くなりましたが、この近況ノートを帰還のご挨拶とさせていただきます。
――みんな、ただいま!!!