好きな作家は沢山いるのだけれど、自身で創作活動を始めてからは、この人の影が一番大きいと感じています。特に映画化もされている『ミスティック・リバー』と『シャッター・アイランド』は不滅の金字塔です。
プロットの秀逸さは勿論、卓越した情景描写や心理描写を読むにつけ、自分などまだまだ足元にも及ばないと思い知らされ、落ち込み、それでも戒めになり、明日また頑張ろうと思うのです。
さて連載中の『新橋駅前探偵社』ですが、ひとまず残り二つのエピソードで終焉予定です。デニス・ルヘインには遠く及びませんが、せっかく時間と労力をかけて読んでくれた皆さんに「何か」をお返しできればと思いつつ、ラストまで疾走します。どうか、最後までお付き合いください。