• エッセイ・ノンフィクション

創作で使える小ネタ。怪我をした時の人物描写など

かなりご無沙汰である
ラフフォックス デス
みなさん、アーマードコア6が始まりました
しばらくはつきっきりでやっていると思います

さておき

経過観察で普通に生活ができている今日この頃だが、片方なくなって2ヵ月
色々と話のネタになることが多かったので脈絡もなく列挙してみる

・手術した後立てるまでどれくらい時間がかかるのか?
手術をするということは、当然体を切り裂いて中を出すわけなので、相当な苦痛や発熱があるわけだが、こと創作における描写をする際、みんなはどう書いているだろうか?
戦いの後で腹に銃弾を受けて倒れる主人公。目が覚めると病院のベッドの上。しかし翌日には退院している・・・なんて漫画の都合で入院と退院の帰還を大幅に短縮され、次の話ではピンピンしていることが多いかと思う。
物語を語る以上、その辺のリアリティは反映しすぎない方が良いわけだが、現実はどうなのか?

ラフフォックスは腹に穴をあけて片方のタマを摘出する大手術をしたわけだが、驚くべきことにめちゃくちゃ痛いが約15時間で生まれたての小鹿のように立つことができ、自力でトイレに行けた。熱は38℃を越え、傷の痛みに関してはロキソニン1錠で睡眠することができた。
手術後2日目は猛烈な痛みはなくなり、3日目には退院するに至っている。
この際、体中の血液の循環を良くするという目的もあり、立てるのであれば自力で立つことがいかに重要かが体験できた。
よって、例えば主人公が入院してから3日目くらいに目が覚めるような描写にすれば、普通に起き上がって歩くくらいは現実でもあり得るということだ。

術後1週間で800mくらいは余裕で歩け、2週間で傷の出血も薄まり、3週間で2時間くらいは歩き回れるくらいになる。
2ヵ月経った今、走ることもできるし、傷も完全に癒えており、日常生活に全く支障がないレベルに戻っている。
いや、人間の身体はすごい。

・傷のふくらみについて
傷の出血よりも、傷口のふくらみの方が少し厄介だ。
裂傷があった場合、体組織の修復を行うため、傷口の周辺は盛り上がり、内部は固くなる。
時間経過とともにその腫れて固まった部分は徐々に柔らかさを取り戻すのだが、この体組織の修復は時間がかかる。これを肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)という。
手術後3日で新しい細胞が増殖し始め、3週間から1年で成熟期に入るのだが、この肥厚性瘢痕が少々厄介で、内部で突っ張るような感触が強い。
身体を延ばしたりしようとすると気になるし、無理をすると今度は表面皮膚が避けたりなど影響が出る。
その為、大怪我をした体だった場合、大ぶりな動きがし難くなるのが現実だろう。

・栄養
マジで食べた栄養と量(カロリー)がそのまま傷の回復や体調に影響する。
無から有は作れないので当たり前と言えば当たり前だが、しっかりと食べることが回復の近道であるということが実感できた。
ドラゴンボールのサイヤ人たちが戦闘後にやたら飯を食って回復するのも、あながち間違ってないのかもしれない。

・姿勢
自分の身体でだが、手術後1ヵ月もすれば重さ10キロの荷物を背負って行動しても問題ないことは立証した。
特に今回ラフフォックスは下半身に大きく影響する部分をやったわけだが、無理をしなければそんなに問題も起きなかった。
逆に腹部や下半身などに大きく怪我があった場合辛いのは座っている時だ。
体重が尻や腹部に集中するうえ、血液も圧がかかるので単純に辛い。
寝ているか歩いている方が楽であり、起き上がる時や座っている時がしんどかった。


というわけで気になった部分は列挙してみた。
何かの参考になれば幸いである。

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