LW

@LWdec
2020年1月20日に登録

現代ファンタジー

2022年5月15日
他投稿サイトに移住予定
カクヨムはイラストが貼れないので、イラストを貼れる他の投稿サイトに移住する予定ですいまカクヨムに投稿したやつを他のサイトにも投げて様子を見ているのですが、アルファポリスが一番調子よさそうなので何もなければアルファポリスに移住します https://www.alphapolis.co.jp/novel/5189713/486626082 （リンク先内容はカクヨムに投稿したものと同一です）夏頃には移住先で新しいラノベを投稿する予定です　乞うご期待
2020年10月5日
Vだけど、Vじゃない！
北海道旅行中に思い付いて帰ってきて2日で書いた書き始めた時点ではCas.2の内容までしか考えてなかった解説ブログも書いたけど本筋にはそれほど関係が無くて前提の説明くらいです https://saize-lw.hatenablog.com/entry/2020/10/02/141904 小ネタ・Cas.2で礼衣が言ってる「デカルトやラッセルも～」って言うのは方法序説と世界五秒前創造仮説のことです・Cas.5でわざわざ「滑らかな黒髪の上から」って書いてるのはCas.7で金髪に変わるからです・Cas.5の最後でGoogle検索してるのはもうロールプレイじゃなくて調べれば普通に出てくる世界に改変されたからです・Cas.8でアシルシアがクロマキー合成用シート使ってるのはVtuberみたいにトラッキングとレンダリングじゃなくて実写配信してるからです・「アシルシア」って名前は回文で逆から読んでもアシルシアだったり、「あの中に印がある」＝「アとアの中にシルシがある」＝「アシルシア」みたいなことをやるつもりだったけど、本筋と関係ないし冷静に考えたらどうでもええわと思って全部切った設定など・俺的には全体を通して時間軸は単線的にしか進んでないつもりなんだけど、Cas.8は前日譚として読む方が普通じゃねって言われた・俺的にはCas.7のあとに本当に世界が統合されたあとの話がCas.8で、ここからもう一度Cas.1みたいな状況に戻っていくっていうループものみたいなつもりだった・解釈は自由なので何でもいいです　作者の解釈なんてあまり意味がない・慈亜とルーシアだけじゃなくて礼衣とれーちゃんも一致してるよね？ってDMで言われたけどそれは完全に正しくて、礼衣も対応する人格を持ってる実質配信者だから巻き込まれた（その辺は礼衣は自分に対しての認識が甘かった）・慈亜とルーシアが二重になるのはいいとしても、リスナーとのインタラクティブな会話が上手いこと二重になるのは無理ない？って言われた　確かにそうかもしれん・SF得意じゃないし細かい整合はそんなに考えてない　なんか矛盾してるかも
2020年3月31日
皇白花には蛆が憑いている解説記事公開
ブログで公開しました 40000字の大ボリュームに主人公のビジュアル付きです　本編を読むついでに是非 https://saize-lw.hatenablog.com/entry/2020/03/29/110000
2020年2月28日
小ネタ33
41話小ネタ・白花は身体を再構成するたびに全裸になってるんですが、黒華は服も含めて蚊で作っています・それはボディペイントと大差ないというか普通に痴女なのでは？と思ったので本編では言及していません・ジュリエットはタダで心臓を譲渡したわけではなく、色々と条件付きの取引の結果です　ここで黒華がジュリエットに作った貸しは灰火に受け継がれます（別にチャラにはならない）・白花と黒華がやってるのって要するにセックスで青姦です　小学生は眠っててよかった・3DSとジョジョリオンは6話で「売っていいよ」と言われたその日にメルカリに出しました
2020年2月27日
小ネタ32
40話小ネタ・章題「Identicallization(アイデンティカリゼーション)」はPSのギャルゲー『Prismaticallization(プリズマティカリゼーション)』のもじりです　造語なのでググっても出てきません・identically「同様に」にzation「～化」が付いて「同一化」くらいの意味だと思います　知らんけど・黒華ちゃんがおはよーカンカンカンって言ってるのは彼女がネット文化に詳しいギークだからです　ネットスラングを使えるキャラクターは黒華ちゃんだけです（多分ジュリエットもオタクだから通じるけど、ジュリエットは自分からそういうことを言いません）・黒華ちゃんが発したアイテム取得音はゼル伝で小さな謎を解いたときのやつです・更に言うと口頭でアイテム取得音を言うのはネプテューヌのオマージュです Twitterでジュリエットのことをもっと知りたいと言われたので書きます・ジュリエット自身は自分のことを「面食い」とか言ってますが、それはかなりの過少申告です・ジュリエットは壮絶な容姿差別主義者で、美形でない人のことは足で擦ったゲロくらいにしか思っていません・作中では常識人っぽい振る舞いをしているのは主要登場人物に美形女性しかいない萌えラノベだからです・ジュリエットは「醜い者に負けること」が地雷で、それが起きると普段の落ち着きを完全に失って取り乱します　「あの野郎！」って叫びながら壁にキックするくらいは普通にやります・椿ちゃんに負けても平然としているのは椿ちゃんが美形だったからです　そうでなければ襲撃を受けた時点で会話せずに即射殺してます
2020年2月26日
小ネタ31
39話小ネタ・白花ちゃん、自分が人からコンクリ詰めにされても気にしないからって嫌がる他人に無理心中を強要しても全然気にしないサイコぶり、こいつ本当に他人のこと何とも思ってないですね・しかも白花ちゃんは言うほど椿ちゃんを好きなわけではないです・椿から白花への好意を100とすると、白花から椿への好意は精々30くらいっていう温度差があります・白花ちゃんってそもそも他人にあんま興味ないから好意の上限が低いんですよ　誰にでも好感度を上げるけど頭打ちになるのも早い・白花ちゃんは椿ちゃんのことが心中するほど好きなわけじゃなくて、心中する相手に求めるハードルが低いだけです　多分ジュリエットとでも心中できます
2020年2月25日
小ネタ30
38話小ネタ・吸血鬼の椿ちゃんが蝙蝠になるやつ、勘が良くて哲学に明るい人（いるのか？）にはかなり早い段階（八章に入ったあたり）からバレてそうでちょっとビクビクしてました・というのは、ユクスキュル『生物から見た世界』が出てきた時点で、ネーゲルの論文『コウモリであるとはどのようなことか』が連想できるはずで、吸血鬼の眷属としての蝙蝠が出てくる予想が付くということです・わざわざミッキーマウスとミニーマウスのカチューシャ準備してきてる椿ちゃん可愛くないですか？・椿ちゃんが「前に富士急でバイトしてた」って言ってるのは嘘で適当に押してるだけです　彼女は勘が良いからそういうのはまず外しません・椿ちゃんは白花ちゃんが大好きなので2話で「ツンデレとかじゃないですよ」とか言ってたのも嘘で普通にツンデレです・「スキゾ」「パラノ」は浅田彰『スキゾ・キッズの冒険』からの引用です　昔流行語にもなったんですが、それはかなり前の話なので宗教社会学専攻の椿ちゃんが社会学的な語彙を使ったという経緯です・白花ちゃんが片目覆うのはルルーシュみたいなポーズ取ってるわけじゃなくて視力検査みたいな感じです
2020年2月25日
小ネタ29
37話小ネタ・章題「蝙蝠であるとはどのようなことか」はトマス・ネーゲルの哲学論文からの引用です　日本では永井均が翻訳しておりユクスキュルの環世界論とも関連が深いです・ジュスティーヌはマルキドサド『美徳の不幸』からの引用です・ジュスティーヌが登場した時点で想像が付いていた人もいるかもしれませんが姉妹関係もそこからの引用です・世界没落体験は統合失調症の症状の一つです　アリスシンドロームはよくわからないけど似たようなものだと思います・白花ちゃんって超受け身体質なので今までずーっと他人に何をされても許してきたんですが、それって自分が他人に何をしても許されると思ってることと裏表なんですよね・今までは白花自身に動く気がなかったから無害だっただけで、一度自分から動くことを決めたら一切のブレーキがかからず極めて有害です
2020年2月24日
小ネタ28
35話小ネタ・黒華ちゃんが言っている「偏在のモチーフはワールドワイドウェブとの親和性が高い」というのは、データはコピー可能であるが故に世界中のどこにでもあり得るみたいな考え方を指しています　それを扱ったアニメだとserial experiments lainなんかが代表的です 36話小ネタ・ジュリエットがクッキー作ってるのは結構暇だったからです　昨日の昼過ぎに戦闘が終わって今は翌朝なので何気に1日弱くらいありました・キッズたちは今はグッスリですがずっと寝てたわけではないです　夕飯とか朝飯をちゃんと食ってます・「ディヴィ・ジョーンズ」はパイレーツオブカリビアンからの引用です　黒華ちゃんは基本的に映画を見ないのですが、心臓を摘出するモチーフがある作品は何かの参考になるかもしれないと思ってデッドマンズチェストだけ見ました・必要そうな作品をきちんと見る割にはシリーズものの途中だけ見るのを何とも思わないあたりが黒華ちゃんらしいです・ウナコーワクールパンチは実際にある商品名です　拳での打撃という意味のパンチではなくすごく効くという意味のパンチだと思います
2020年2月22日
小ネタ27
35話小ネタ・黒華ちゃんはこう見えて知りたいことは一秒で調べる超勤勉な体質で、専門外のはずの生命科学にもある程度の知識があります・とはいえ中卒なので勉強していなかったり興味がなかったりする事柄についてはボロボロで、ヨーロッパの地図を見ても国名をほとんど言えません・また、正規の教育をほとんど受けていないため、物事を体系的に学ぶのではなく断片的な知識を齧るだけという良くない癖もあります・都合の良い天才キャラは作りたくないので、他のキャラクターにも知能的な長所と短所を全て設定しています　ちょうどいい機会なので主要キャラの知能設定を書いておきます白花・専門：宗教学（大卒）・長所：抽象的な事象の理解に強く、演繹的な論理展開が得意・短所：現実を見る能力が低く、帰納的な論理展開が苦手 →何日も部屋に籠って一つのことを考え続ける作業ができますが、フィールドワークをしても大した成果が得られません黒華・専門：プログラミングを中心としたエンジニアリング（中卒、ほぼ独学）・長所：知りたいことはすぐに調べる、表面的な知識の吸収が早い・短所：物事を体系的に考えたり前提を積み上げる吟味が苦手（ただし、専門であるプログラミングだけは例外） →即物的な対応が得意で機転も利きますが、複雑で長大な事件には弱いです椿・専門：宗教学（大卒）・長所：地頭最強（知能指数はジュリエットよりも上です）、頭の回転が速い上にクリエイティビティもある・短所：他人が考えた理論にあまり興味が無く知識量も少ない →実践的な現場では他の追随を許さないリーダーシップを発揮しますが、大学の成績は微妙でしたジュリエット・専門：医学（大学中退）・長所：インテリ、物事の理解が早い上に広い教養を持ち知識量は最も多い・短所：知識が頭でっかちで、学習と実践が融合するシチュエーションが苦手 →豊富な知識や経験を動員して大抵の事態には上手く対処できますが、全く未知の事態に対しては意外とテンパります遊希・専門：特になし・長所：子供にしては読書好きでギリシャ哲学などもよく読みます・短所：所詮はまだ子供なので知識量も思考力も大人たちには及びません →現状でも子供にしてはかなり賢いですがまだまだ発展途上です　将来的にはもっと賢くなります（以下の小ネタは読まなくてもいいです）・35話の黒華ちゃんの研究発表がまさにそうなんですが、小難しい話を正確さを切り捨ててでも簡潔に伝えることには本当に腐心しています・普段ブログで小難しい学術的な話を正確に精密に書くことには慣れてるけど、これはエンタメだから！エンタメだから～！！・黒華ちゃんの話って掘り下げようとするといくらでも掘り下げられてしまって、例えばモダンとポストモダンの世界像の違い、唯物論的でない生命の定義、第三世代システム理論など、様々な領域の小難しい話に繋がってしまいます・実際、当初は「有機構成と階層構成」「ハイアラーキーとコミュニティ」「ツリーとリゾーム」などの単語が乱舞していたのですが全部カットという英断・最初はサークロがやったのと同じような演説タイムの予定だったのですが、黒華ちゃんはサークロと違ってアスペじゃないしどうしようと悩んだ末にスライド発表スタイルにしたという経緯があります
2020年2月22日
小ネタ26
今更の小ネタ・「蟲」ってサブカル圏では「虫」をオシャレに書いたものくらいの使われ方をされますが（「笑う」を「嗤う」とか書く類の……）、すめうじ内では両方の表記が共存してて一応使い分けてます・日本語的には「蟲」は「虫」よりももうちょっと広くて蛇とかまで含むんですが、それを拡大解釈して「たくさんいて群れを成す生物」を蟲と書いてます・そういえば蛞蝓は虫ではないけど蟲ではあるっていうのは遊希が8話くらいで言ってましたね・初期案では管理局に所属しているネズミのブラウを登場させる予定があって、それも虫ではないけど蟲ではあるタイプのやつだったんですが、結局彼女は登場しませんでした　別の仕事で忙しかったのかな？
2020年2月21日
小ネタ25
33話小ネタ・何気に椿ちゃんは白花ちゃんの家の合鍵を持っていることが明らかになりました・2話でいきなりドアを開けて現れたのも合鍵を使っていたからで、いくら適当に生きてる白花ちゃんとはいえ都心にある家に鍵をかけないほど無用心ではありません・ちなみに7話で死んだ警官が一生懸命ピッキングしてたのは椿ちゃんが合鍵を渡さなかったからです・合鍵はプライベートで渡してるものであって仕事用ではないからというのもあるし、警官が暴走したという建前を作るには襲撃に手を貸すべきではないからというのもあります・今はLINEの標準設定ではプロフィールに電話番号は表示されませんが、黒華ちゃんはLINE通話が使えないような不慮の事態でも連絡が取れるようにわざわざプロフィールに電話番号を記載しています
2020年2月21日
小ネタ24
34話小ネタ・黒華ちゃんが「アンテナ一本」とかいうスマホ世代にあるまじき電波状況の喩えをするのは彼女がガジェットにも詳しいギークだからです・黒華ちゃんのクソ長演説は本当に思い出深くて、これと同じ内容を俺が10月にツイートしたのが『すめうじ』の着想の一つです　着想になった話が34話でようやく出てくるの遅すぎでは？ →ツイートURL：https://twitter.com/lw_ru/status/1184806477384388608?s=20 （以下の小ネタはやや小難しい話なので別に読まなくてもいいです）・章題にもある「環世界」はヤーコプ・フォン・ユクスキュル『生物から見た世界』からの引用です・黒華ちゃんは環世界のことを生物学的な多元世界としているのですが、原典の『生物から見た世界』では最後の最後で背後に一元的な超越者として「自然」が措定されており、厳密には相対主義ではありません・多分ユクスキュルもそんな強い思想があったわけじゃなくてつい適当に筆を滑らせただけだと思うのですが、そのせいでちょっと古臭い思想に見えてしまうのは惜しいところです・世界の複数性については一家言あって、元々は物理学的多元世界（フレドリックやエヴェレット）や哲学的多元世界（ライプニッツやドゥルーズ）の話も台詞に含まれていたのですが、あまりにも難解すぎてエンタメの範疇を逸すること、白花ちゃんも黒華ちゃんもその手の知識を持っている理由がないことから、泣く泣く全てカットしました
2020年2月19日
小ネタ23
32話小ネタ・章題は「NHKにようこそ！」のアニメ版サブタイトルのもじりです・「白花解体診書」（OVA「菜々子解体診書」のもじり）とどっちにしようか結構迷ったんですが、白花の担当章題は一章でやってるのと、人名が入ってる章題はあんまり美しくないと思ってやめました・一章で新宿都心まで車で15分程度だったように、白花ちゃんの家は新宿付近にあるので高田馬場も行動圏内です　よく意味もなく徘徊してその辺に行ったりしてそう 31話小ネタ・傍点が振ってあるのは小説全体で「つまり自分も蛆なのだ」という一文だけです　ここ地味だけど主人公の覚醒シーンみたいなやつ・この気付きを境にしてストーリーは最終盤に突入します
2020年2月19日
小ネタ22
そろそろラストに向けて核心に迫りつつあるので迂闊なことを書くとネタバレになる危険があり小ネタで出せる話があんま無くなってきました今更の小ネタ・「インタポレーション」は『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』からサノスが繰り出した「デシメーション」を引用して反対語にしたものです　デシメーションが全存在を半分に減らす現象だったので、インタポレーションは全存在の半分を増幅する現象というところですね 31話小ネタ・「グレゴールの朝が来た」はフランツ・カフカ『変身』からの引用で、有名な書き出し「ある朝グレゴールザムザが不安な夢からふと覚めてみると、ベッドのなかで自分の姿が一匹のとてつもなく大きな毒虫に変わってしまっているのに気がついた」を踏まえています　白花ちゃんも蛆虫なので・「コギトエルゴスム」は有名な「我思う故に我あり」のことです・「我思う故に我あり」って書いた方がわかりやすいんですが、白花ちゃんは人文系なので近代哲学にも一定の教養があり、彼女なら恐らくラテン語の方を思い浮かべるはずなのでそちらを採用しました・「存在者」という単語は形而上学寄りの哲学用語です　白花ちゃんの専攻とは少しズレているのですが、他に手頃な単語が無いのと何となく読んでも問題なく意味が取れるので使用してもいいことにしました・哲学用語の「存在者」とは「何らかの意味で存在するもの」という程度の意味で、「者」といっても人間だけではなく無機物や概念も含みます　我々が名指せるような事物はだいたい全部存在者です
2020年2月16日
小ネタ21
26話小ネタ・食事が始まることで会話が中断しがちなのは、別に俺の引き出しが少ないからではなくて会話に割り込めるイベントは食事くらいしか存在しないという世界観だからです・会話の優先順位は戦争よりも高いけど食事よりは低いです 27話小ネタ・紫はサーモンが好物というわけではないです　別に何でもいいけど色々食うのは面倒だから一点集中で食ってます・後で捨てるしかない量の食事を作るのはジュリエットがワインを噴水に捨てたのと同じで、やはりポトラッチ的な消費精神によるものです　アンダーグラウンドには浪費が美徳とされる風潮があります 28話小ネタ・サミーって昔はもうちょっとビジュアル系的なものに憧れててサザンレイド=ミストレス3世って名前だったんですが、当時から長過ぎてサミーって呼ばれてたしちょっと恥ずかしくなってきたのでそれを正式なアイドルネームにしました・レイスとサミーはふたなりです（天使と悪魔だから）・たまにセックスしてるけどそれは友達関係の延長なのでレズカップルではないです　バンドメンバーってそういうところある・実はサミーはレイスのことがかなり好きだけどレイスの方はそんなでもないという悲しい関係です
2020年2月12日
小ネタ20
・没ネタ没にしたテキストとかも一応全部保存してあるんですが、初期のものは今見るとかなりひどいですこの遊希とジュリエットの没会話、流石にもうエンタメじゃないです「エネルゲイアを過剰評価している限りはいつまで経っても子供のままですよ。デュナミスから把握しないと事物の本質は見えないものです」「そういうゴチャゴチャした世界観好きじゃないのです。皆揃ってエンテレケイアでいいじゃないですか、どうせ区別できないんですから」「あら、それって徹底した一世界説支持者ということですか？　それとも時間発展から否定する独今論者？　因果律を否定する決定論者？」「あーもう、インテリはこれだから嫌なのです。僕は小学生なので理科の世界観でいいのです。時間と因果は規定の線形タイムラインを経過するだけです」「アインシュタインはどうなるんでしょうか？」「知りませんよ、四次元時空間があるならここに持ってくるのです！」「遊希様は知覚主義的経験科学を信奉されているのでしょうか」「バカにしてますね？」「デカルトを？」
2020年2月12日
小ネタ19
24話小ネタ・章題「私は悪魔の羽根を踏まない」は魍魎戦記MADARAシリーズのライトノベル「僕は天使の羽根を踏まない」のもじりです・白花ちゃんは宗教学専攻だったので教会は彼女のテリトリーみたいなところがあります　聖マリア像とか預言者のモチーフにすぐ気付くのもそのためです・一方で黒華ちゃんは中卒の上に理系で宗教関連には全く疎く、宗教施設の伝統とかを何とも思ってないので、自分のセンスで勝手にリノベすることに躊躇いがありません・もっとも、白花ちゃん自身は無宗教でありキリスト教にも帰依していないので雑な教会の改修にも特に思うところがありません・黒華ちゃんは教会の法的な所有権を取得しているわけではないので不法占拠と違法改築です　まあ犯罪者だし多少はね
2020年2月12日
小ネタ18
21話小ネタ・白花ちゃんが語っている呪術論はジェームズ・フレイザー『金枝篇』からの引用です　宗教学界隈では有名な基本文献です・椿ちゃんが宗教社会学の卒論で「呪術論を用いた現代SNS分析」というテーマを扱っており、白花ちゃんはその面倒を見てあげた過去があるので呪術論にはちょっと詳しいんですね・ちなみに白花ちゃんの卒論はミルチャ・エリアーデの聖俗論を用いた現代映画分析でした 23話・蛆が肉体内部に寄生する病気のことは蝿蛆症といいますが、検索するとマジでグロい画像が無限にヒットするので調べない方がいいです
2020年2月12日
小ネタ17
19話小ネタ・紫の能力はJPサルトルが「存在と無」で語った粘体論からの引用です　物の復讐、物が物でなくなる瞬間が粘体であるみたいな話でサルトルの論点としてはマイナーな方です・白花ちゃんが会話の最後で「おおお」って言ってるのはOOO=Object Oriented Ontology=オブジェクト指向存在論という哲学理論とかけたギャグです　物の自律性を見出す紫の態度と親和性が高いんですが詳しくはWikipediaを読んでください 20話小ネタ・白花ちゃんが珍しくサークロに対してイライラしたり早く会話を終わらせたがったりしているのは人間的な相性が根本的に悪いからです・白花ちゃんはこう見えて会話に重きを置くコミュニケーション重視の文系人間で、罵倒でも親愛でも内容は何でもいいけどとにかく相手と言葉をやり取りすることを望みます　会話が通じない相手は苦手だし嫌い・だから自己完結した話し方をする理系オタク野郎とは相性が良くないです
2020年2月11日
小ネタ16
18話小ネタ・ジュリエットの身体能力がバグってるだけで遊希もめちゃめちゃ運動神経がいいというのは本当です　女子小学生だけどたぶん平均的な成人男性と同じかそれ以上くらいには強い・白花ちゃんが珍しくガチビビりしてるのは、彼女自身が自己分析するように「段階的に追い詰められるシチュエーションに弱いから」っていうのも確かにあるけど、本当は「会話が通じそうにないから」っていう理由の方が大きいです　「会話が通じない相手が苦手だし嫌い」っていうのは白花ちゃんの重要なパーソナリティの一つです・19話を読むとわかりますが欠伸をしたのは紫じゃなくて白花です
2020年2月11日
小ネタ15
17話小ネタ・白花ちゃんは一応免許持ってるけど普段は運転する機会がないのでペーパードライバーです　3話では椿ちゃんが運転してくれてたしね・ペルソナってアトラス社製の同名ゲームの用語だとTwitterで思われていたんですが、ユング心理学用語の方です　白花ちゃんは宗教社会学専攻だったため、酔っててついつい社会学関連の語彙を使ってしまったという背景があります・ジュリエットがワインをわざわざ噴水に捨てたのは「過剰な浪費こそ優雅である」「派手な消費が贅沢である」というようなポトラッチ的な美意識があるからです
2020年2月11日
小ネタ14
15話小ネタ・15話で白花ちゃんが食事を介してアンダーグラウンドへの態度を変えたことで、前半戦のリベラル社会とアンダーグラウンドに関する話がひと段落して、黒華ちゃんとの姉妹関係に話が移ると同時にテーマが移行していきます・高級料亭行ったことないし粒胡椒も田楽も食ったことないし料理描写はかなり適当です　知らねえ 16話小ネタ・ジュリエットはノートPCで仕事のメールチェックとかブログ更新とかTwitterとかしてます・Assassin Wikiは有志が作ったwikiで正確な情報提供が目的というよりはファンサイトとかお役立ち情報集積みたいな感じです　あんま真面目に運用されてないしネタを書き込んでも許容されるようなページです・ジュリエットが流している電波ソングは撲殺天使ドクロちゃんOPです
2020年2月11日
小ネタ13
14話小ネタ・殺し屋にも色々タイプがありますがジュリエットは割と目立ちたがりなのでDwitterやブログを頻繁に更新しているしダークウェブへの露出はかなり多いです　美人で丁寧で強いからそこそこ人気があって半分アイドルみたいなところもあります・白花ちゃんが突然遊希と額を突き合わせる行動に出るあたりに天然人たらし感があります　彼女は超美形ゆえに（蛆憑きであるにも関わらず）他人から拒絶された経験がほぼないので、他人との距離を詰めることに全く抵抗がありません・白花ちゃん自身は自分のことを内向的だと思っていますが実際は別にそんなことはないです・ジュリエットが管理局の暗部について語りますが、ヴァルタルさんは偉いのでその辺も全部普通に知ってました　つまり、ヴァルタルさんは建前ばかり喋って本当のことは言ってなかったんですね　彼女は正義漢ではあるが決して表裏の無い善人ではなかったわけです
2020年2月11日
小ネタ12
4章小ネタ・章題「心臓摘出はメイドの務めです」はアズールレーンのベルファストの台詞「主のため障害を取り除くのはメイドの務めです」のもじりです　いやそれはメイドの務めじゃねえだろ！っていうギャグなんですけど元ネタからしてメイドの務めではないという 13話小ネタ・章題「人生美味礼讃」はアリプロの同名曲タイトルからの引用です　元はと言えばそれもブリア・サヴァランの書籍からの引用なので孫引きみたいな感じ・京プラに料亭あるんですかね？　俺も高級料亭行ったことないからわからない・ジュリエットはマジで金持ちなので数億くらいは余裕で貯めてると思います・ジュリエットがメイドを演じるというアイデアもアズールレーンアニメから来てます　何話で言ってたか忘れたけど、ベルファストってメイドのフリをして人間らしく振る舞うのが目的で別に職業的にメイドってわけじゃないらしいですよ・ルッキズムと独我論に関する演説は読者に「ちょっと難しい」って言われました　すまん・遊希が料亭まで辿り着いたのはジュリエットも白花ちゃんもドレス着て街歩いてて群衆がざわめくレベルで目立ってたからです　殺し屋の癖に目立つなよ
2020年2月11日
小ネタ11
12話小ネタ・ジュリエットのベッドの趣味もアニメ由来です　ローゼンメイデンとか見たんだと思う、知らんけど・白花ちゃんは身長高くてスラッとしてる上にかなりの貧乳です（スレンダー体型）　彼女が胸の小ささを気にしたことは一度もありませんが・ちなみにジュリエットは胸でかいです・ジュリエットは最初から白花ちゃんが蘇生したら食事くらい誘うつもりでしたが（面食いのコミュ強だから）、白花ちゃんが迂闊な遺言を発したおかげでその口実ができてラッキーって感じです
2020年2月10日
小ネタ10
11話小ネタ・ジュリエットが面食いで外見重視なのは彼女がオタクだからというのもあります　というか面食いだからオタクなのかもしれない、どっちが先かはわかりませんが・白花ちゃんがドイツ語を見ればわかるのは彼女が人文系の出身だからです　それなりに多国籍な人たちがいる環境で学んでいたので、読めないにせよドイツ語かフランス語かイタリア語かくらいのことは見ればわかります・白花ちゃんの語学力は学生レベルではそれなりに優秀というだけで、バイリンガルとかでは全くないです　日本語以外には中国語と英語の読み書きと簡単な会話くらいはできますが、複雑な議論はできないくらいのレベルです
2020年2月10日
小ネタ9
9話小ネタ・Twitterでジュリエットはナイフ使いなの？と聞かれましたが、その場その場で最適な武器を使うだけで武器へのこだわりは特に無いです　近接武器で一番取り回しが良いのはナイフなので自然と使う機会が多くなっているのかもしれません 10話小ネタ・ジュリエット自身が日本サブカルチャーからの影響を語っている通り、ジュリエットは基本的に日本萌えアニメ大好き外人コスプレイヤーであって、間違っても英国本場メイドではありません・そもそもジュリエットはイギリスではなくドイツの出身なので元々アフタヌーンティータイムをする習慣がありません・ジュリエットが提供しているのは本国本場文化ではなく日本サブカルチャー文化から逆輸入したティータイムです・ジュリエットのキャラクターは彼女が意識的に作っているもので、素の性格はもっと破綻しています　今はメイドキャラをやっているおかげで会話が通じています・ジュリエットという名前も演じているキャラ名であって本名ではありません・ジュリエットという名前はマルキドサドの『悪徳の栄え』からの引用です　初期案ではもっと狂人だったんですが、キャラが強すぎて使いにくいためメイドキャラが前面に来てかなり常識人になりました
2020年2月10日
小ネタ8
8話小ネタ・よく読むと白花ちゃんだけはファミレス内でも何も食べてません　公衆の面前で蛆を湧かせないようにという配慮です・警察の発砲や射殺の警告手順は実際かなり厳しく決まっています　日本は治安良いから色々条件を満たさないと威嚇射撃さえできません・黒華ちゃんが顔文字を使うのはギャル的な文脈ではなく2ちゃんねら的な文脈です　彼女は理系でネットに強いギークなのでネット文化にも強いです
2020年2月10日
小ネタ7
7話小ネタ・遊希の読みはユウキじゃなくてユキです　別にそんなに重要じゃないから読み仮名振ってないけど・ついでに言うと皇白花はスメラギハクカ、黒華はコクカ、椿はツバキ　そんなに変な読みのキャラは基本いません・遊希ちゃんは子供らしくハリーポッターとかターミネーターとかMCUとかわかりやすい映画が好きなキッズでたまに映画から台詞や状況を引用してきます・白花も白花でネトフリ見ながら引きこもってる暇人なので映画ネタには強いです　白花は雑食で何でも見ます・皆何かしら映画を見ているという裏テーマがありますが、一番本数を見ているのは白花です・最初は「未来からシュワちゃんが来てくれたと思ってくれて結構なのです」「2以降ならいいんだけど」とか、「未来からロボットが来てくれたと思ってくれて結構なのです」「4次元ポケット持ってる？」「ウィンチェスターなら」「そっちのロボットかよ」みたいなやり取りをしていたのですが、分かりづらいのでボツになりました
2020年2月10日
小ネタ6
第4話小ネタ・ブラウ管理局のモデルは新宿区役所です・章題はアルプスの少女ハイジのペーターの台詞「立った立った、クララが立った」のもじりで、クララが立つと生きるけど蚊柱が立つと死ぬというギャグになってます・ヴァルタルは実際クソ強くて何も気にせずに戦えば生身の人間とサシで戦って負けることは有り得ないくらいのレベルです　ただ、現場では犯人は殺してはいけないし公務員としての制約も色々あるのでそのせいで反撃を負うことがままあるという感じです
2020年2月10日
小ネタ5
6話小ネタ・黒華ちゃんがスマホに付けてるキーホルダーは蛆虫をデフォルメしたキャラで、市販されてないオーダーメイドです　そのままだとキモいからピクミンのパンモドキみたいな感じに可愛くなってるけどそのせいで白花ちゃんはそれが蛆虫だと認識できなかった・黒華ちゃんはDarkTubeに自分のチャンネルを持っててたまに顔出し生放送とかやってて（基本は生身だけど彼女はギークだからたまにアバターを使ってバーチャルユーチューバーみたいなことをしたりもする）、おつこくか〜とかいうのはそこで使ってる挨拶です　例によって黒華ちゃんも超が3つくらいは付く美少女なのでそこそこ人気があります・リベラル多元主義への反発としてのアンダーグラウンドは木澤佐登志の『ダークウェブアンダーグラウンド』や『ニックランドと新反動主義』からの引用です・黒華ちゃんが言う「ウェルカムトゥアンダーグラウンド（笑）」はコピペから引用して喋ってます、黒華ちゃんはネット文化に強いのでそういうことをしがち
2020年2月10日
小ネタ4
4話小ネタ・マゴットセラピーは現実にもある療法で、このラノベにおける「インタポレーション以前」は「現実世界」とニアリーイコールです（インタポレーションが起きたこと以外は現実と完全に一致している世界が舞台なので）　迂闊に「マゴットセラピー」でGoogle検索すると相当グロい画像が大量に出てくるので注意 5話小ネタ・黒華の変な服はどっかの制服とかではなくオーダーメイドです　そもそも彼女は高校に通っておらず最終学歴は中卒なので
2020年2月9日
小ネタ3
3話小ネタ・椿ちゃんって元々ハンドル握ると性格変わる方なんだけど白花ちゃんの前だからテンション上がってたみたいなとこもあると思います　かわいいね・椿ちゃんが乗ってるフォードはリースで下ろされたやつです　通勤とかにも使ってるし半ば私物化してるという設定の予定だったけど公務員の公用車は多分そういう使い方できないから無かったことになりました・チーターの人はヴァルタルが収拾した事件から逃げてきた人で、車道を横切って走ってるのは逃走中だからです
2020年2月9日
小ネタ2
1話小ネタ・最初は白花ちゃんは泣きながら蛆虫食ってたんだけどそれは重すぎるし蛆虫自体が嫌いなわけではない設定と矛盾するのでやめました　基本線はシリアスじゃなくてコメディだからあんま重いのよくない 2話小ネタ・フランチェスコの実験記録っていうのは蛆の発生が自然発生じゃないことを突き止めた17世紀？くらいの実験です　この小説の固有名詞って基本的には全部現実由来なので気になったらWikipediaで調べてみてください・椿ちゃんも普通に美人です　ていうか登場人物全員美人だった、萌えラノベだから・椿ちゃんが羽ばたきながら出ていったのって白花ちゃんと喋って嬉しかったのが隠せてないかららしい（人から聞いた）　なんか俺は全然考えてなかったけど萌えラノベっぽいしそれでいいと思う
2020年2月9日
小ネタ1
なんか自分の小説の補足とかしたいけどTwitterでは興味ない人多そうだしどうしよと思ってたら手頃な場所があったのでここでやります 1話小ネタ・章題はギャラクシーエンジェル（アニメ）のサブタイトルリスペクトです　本当は「幕ノ内弁当蛆虫添え」の方がそれっぽかったけど、幕ノ内弁当って元々なんか添えるものじゃないし違和感があったので文章調にしました・白花ちゃんは自覚がないけど有り得ないレベルの美形です　萌えラノベの女性主人公は無自覚美形って法律で決まってるからしゃーない