現在連載中の「泪橋」。
時代は室町時代なのですが、どうも「戦国」の匂いがちらほらしてきました。
というのも、泪橋は応仁の乱(1467年)より20年ほど前の話なのですが、二階堂氏一族の内ゲバと言えば内ゲバのお話です。
最近の歴史研究では、「東日本の戦国時代は西日本より一足先に始まった」と言われているらしいですが、確かに!と頷けます。
ところで、歴史カテゴリーの中でも至って人気のない「室町時代」。
武具なども、「直違の紋に誓って」の幕末期と異なっていて、書くのには案外手強い時代かもしれません。
時折知らない武具や建築構造物も出てくるにも関わらず、読めない、知らない!
その一つが「拘橋」。
藤葉栄衰記(とうようえいすいき)の説明からすると、可動式の橋なのだろうと推測されますが、どなたかご存知ないでしょうか?
読み方すら、出てこないんですよね💦
というわけで情報求む🙏
藤葉栄衰記の原文(原文は漢語調ですが、直しました)を記載しておきます。
>拘橋を渡し簀(すのこ)を掛け上に薦を敷小砂散じ平らげ橋の両方には蘆萱を以て高さ六七酌に駒寄を仕たりける