予想外にたくさんの方に参加いただいた「ショートストーリーを書こう!」は無事に終了しました。
ありがとうございました。
170くらい読んでコメントをつけたと思います。新しい作品に出会えたことはとてもよい経験でした。また、いろいろ新しい発見もありました。いずれ機会があったら全体総括みたいなこともしてみたいと思います。
月例でやろうと思ってたんですが、この本数を毎月読んでコメントつけるのはさすがに大変そうです。
でも、またやりたいと思っていますので、その時はおつきあいください。
これまでピックアップした作品の一覧をつけておきます。ピックアップした時の記事からのコピペのまんまですいません。
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・下記2作は描写やセリフ回しが素敵で、気持ちよく読めました。
空が眩しい/夏村響
恋文代筆屋/碧音あおい
・こういうイメージと言葉の羅列好きです
幽かな海/上下
・しょうもないんですが、そこがいい
つかれた男/矢久勝基
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本日のピックアップは、如月芳美さんの3つの作品です。
「ぼくは今日もたまごかけごはんを食べる」
「歴史学者の家族」
「私はコメ子」
すごく手慣れており、プロットが練られています。どれも好きです。
ただ、プロットや設定をうまく見せる表現になっていないような気がして、そこがもったいないと思いました。
あとから思い出したのでひとつ加えます。
死者の声が聞ける電話/木沢 俊二
こちらはショートショートとしてオチが見事です。
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世界にひとつだけの私の洋傘/青瓢箪
Boy meets Girl ──少年が人を探す物語──/井上和音( Kazune inoue )
雪の積もらない街/星留悠紀
『世界にひとつだけの私の洋傘』はおそらくどなたでも楽しめると思います。他のふたつはかなり個人的な趣味で選んでいます。
青瓢箪さんはすごく達者な書き手という感じがしました。
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今回のピックアップは下記のふたつです。
星の魔女/坂水
ゲンツキ/偽田中一郎
どちらも安心して読める作品だと思います。伸びしろのある方々と思いますので、これからが楽しみです。
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短編小説「わたしね、さか屋さんになるの」/ボルさん
発想が楽しかったです。
■ピックアップ9
今回は『短編小説【詰め替えよう】(ボルさん)をピックアップしました。
短編小説【詰め替えよう】/ボルさん
アイデアもおもしろいですし、処理の仕方もうまいと思いました。
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今回のピックアップは、星響生さんの【私のおばあちゃん】です。
なんということはない短編なのですが、とてもこなれていて読みやすく、主人公の気持ちが伝わってきました。
私のおばあちゃん/星 響生
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久しぶりのピックアップです。
ただ、どちらも不条理というか、心にひっかかるというか……
わかりやすい話ではありません。不条理な物語、奇妙な物語が好きな人にはよいと思います。私はそういう話が大好きなので選びました。
或る子供の王国/静嶺
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888086515バードガーデン/戸松秋茄子
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888103707■
久しぶりのピックアップです。
いつか晴れ姿を/戸松秋茄子
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888258713重い話なので好き嫌いは分かれると思いますが、完成度も高く。
おもしろかったです。
個人的にラストはもうひとひねり欲しかったですが。