僕はしばらくインターネットの世界から遠く離れていたので、浅原さんが亡くなっているということを今日知りました。
これからとりとめのないことを書きます。
僕は浅原さんと2016年にカクヨムで会いました。
僕はそこで誰にも読まれない作品を書いていたのですが、浅原さんに読んでもらい、レビューをいただいたことがあるのです。
僕の作品、「傀儡のマトリョーシカ」が出たときに浅原さんと対談をさせていただきました。そのときの記事がこちらになります。
https://note.com/kato0001/n/n32d166b74102ここで最後の方に「ラブコメを書いて、講談社ラノベ文庫から出します!(たぶんね)」とあるのですが、この講談社ラノベ文庫から出そうと思っていたのが、いまカクヨムコンに出している「催眠術で世界を救え!」という作品なのです。
対談のあと、浅原さんには「完成したら読ませてください」と言ってもらいました。
結局、担当の編集さんが異動になり、通っていたプロットが宙ぶらりんになりました。それから小説と距離をおいていました。
今回の作品、僕は浅原さんに読んでもらえるだろうか、と考えていました。X上では見かけないので、忙しいのだろうと思っていました。僕の方から音信不通みたいになったので、読んでくれないかもしれないな。でも、僕が戻ってきたことを懐かしんでくれるかな、などと思っていたのです。それが、まさか亡くなられているとは思いも寄りませんでした。
僕の、本当に誰にも読まれていなかった作品を読んでくれた人。
そして僕の作品にはじめて感想をくれた人なのです。
僕にとっては本当に恩人です。当時、小説家の夢を諦めかけていたのですが、彼のお陰で書き続けられたといっても過言ではありません。
本当にありがとうございました。伝えるのが遅れてしまい、ごめんなさい。
あれから5年くらい経過したでしょうか。
僕は、7割くらい完成していた「催眠術で世界を救え!」を完結させました。
なんとなく、また書きたくなったのです。
書くのが楽しかったのです。
僕は、もう一度小説家になる夢を追ってみようと思います。今回がだめでも、また挑戦します。生きている限り、書き続けたいと思います。
彼に、やすらかな眠りがあらんことを。