タイトルは『フェニックス・トワイライト』。
キャッチコピーは、『戦災孤児の双子は、都市の再建を夢見て笑い合った』。
【あらすじ】
2061年、アメリカのアリゾナ州フェニックス。第三次世界大戦の爪痕が残るこの都市は、気候変動による過酷な砂漠気候と、政府機能の崩壊による無法地帯と化していた。市民は自警団を組織し、ギャングや略奪者から身を守る日々を送っている。
双子の兄弟、オリオンとエリダヌスは、戦争で両親を失った戦災孤児。まだ幼い彼らは廃墟となった地下鉄(バレーメトロ)のトンネルで生活し、日々の糧を得るために奮闘していた。オリオンは体力とバイタリティを活かして建設現場で働き、エリダヌスは科学知識を駆使して濾過装置を作り、貴重な雨水を確保していた。
彼等の夢は、いつか故郷である州都フェニックスを自分たちの手で再建すること。エリダヌスが設計して、オリオンが建てる。彼等は二人でいればきっとどんな未来でも成し遂げられると思っていた。
ある日、兄弟はギャングに囚われた美しい歌姫、ヴィクトリアと出会う。まだ幼い彼女は親の借財を背負わされ、自由を奪われていた。彼女に恋をしたオリオンとエリダヌスは彼女を助け出すことを誓い、それぞれの方法で資金を調達しようと決意する。
オリオンは正道を進もうとし、準正規軍に入隊する。彼の上官であり、兄貴分として信頼を寄せるマーカス・レイヴンが彼を指導する。
一方、エリダヌスはギャングに加入し、非合法な手段で資金を稼ぐようになる。
このことをきっかけにオリオンとエリダヌスの心の距離は少しずつ離れていき、やがて彼等は全く違う正反対の人生を歩み始める……。
ちなみに冒頭部分でエリダヌスが頭を撃ち抜かれて死ぬことが明示されます。
時系列順に整理すると、
フェニックス・トワイライト→バッドエンド
↓
オリオンの叫喚(仮タイトル)→バッドエンド
↓
叛逆のアドニス(仮タイトル)→ビターエンド
↓
アドニスの花が散る→ハッピーエンド
……という感じです。
ようやく、物語にどうかたをつけるかまで思いつくことができて、あとはアリゾナ州フェニックスの環境についてや、細かい内容についての調査が必要になってきます。ネットで調べられるだけのことは調べますが、たぶん実際に執筆する段階になるとまた難しいんだろうなあ……。図書館行こ。
その前に何について調べるか明示しとかないと。
主に、オリオンとエリダヌスが協力する『少年編』と別々の人生を歩む『青年編』に分かれていて、この段階でのSF要素は控えめかもしれません。
アドニスの花が散るとは時代が(かなり)違うだけで世界観を共有しています。
物語を色々考えていった結果、変異した生物の話は次に持ち越しになりそうな感じです。
定期的に近況ノートでつぶやいているのは、進捗報告という理由もありますが、人に読んでもらうと言う考えで文章を書くと、思考が整理されるためです。
……ずーっと同じ話について考えていると、客観的な視点が失われがちで、頭が混乱してきます。頭の中にテキストがぶわーっと溢れてくる感じで、しかもどれがどの話に関するアイデアなのかわからない混線具合で……。ああ、頭がつかれてきた……。ちょっとずつ紐解いたりしながら、ああでもないこうでもないとこねくり回しております。
定期的に休憩を取りながらちょっとずつがんばりますね。
また、オリオンの叫喚(仮タイトル)も内容が大幅に変わりそうです。一つずつがんばろう……。