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地獄編終幕お疲れ様でした!

小説では昨日ぶり、近況ノートではお久しぶりです。一森一輝です

昨日は無事地獄編の予約投稿が完了しまして、みなさん三か月超? くらいの連続更新に付き合っていただき、ありがとうございました!

いやぁ……長かったですね。五十万文字、大体文庫本五巻くらいの連続更新でございました。

読者の皆様におかれましては、長い地獄編で倫理観がぶっ壊れてしまった方々も散見されて、「あーあ、人身売買に何にも思わない人を量産してしまった」と嘆いておりました。
ダメですよ? ローロみたいな幼女がその辺で転がってたからって、拾って売ったりしたら。ウェイドみたいなのが「ウチの身内なんだそれ」って回収しに来たら昼飯代くらいの小銭で売ったりするのもダメですよ?

という冗談はさておき、上記の通り、今回のノートはあとがき兼雑談のような感じになります。
ずっと毎日追ってたのに、終わっちゃったから何か違和感、という人のための物です。そう。一森ですね。昼になってもコメントが来ないので「来ない……、あ、違う。終わったんだ……」と寂しい気持ちでいっぱいでございます



あとがきということで、製作裏話なんかをちょこちょこ書いて、楽しんでいただければなぁ、と思います。ゆるいノリで衝撃的なことを言っていきますので、作品イメージを壊したくない方は読まない方がいいかも……?










































……よし、注意喚起で読みたくない人は居なくなりましたね。
ということで、一つ目のぶっこみ



ローロ、地獄編前半の「辺境探訪」投稿直前で「こいつロキにしよ」と大抜擢され、ワードの一括変換機能で名前を変えられる。



そうです。辺境探訪を普通に書き進めている間は、あいつ欠片もロキの分け身ではありませんでした。急に降ってきたんですよね。「あ、こいつロキにしよ」って。それまではマジでその辺のカス魔人として書いてました。名前もリリィとか何の意味もないメスガキっぽい名前だった気がします。一括変換で全部変えました。

大抜擢すぎますね。前半のローロとかほぼモブやん、みたいな。でも昔の一森を知っている方はお気づきだと思うんですけど、モブみたいな登場からするっとメイン入りして、気付けばめちゃくちゃ良いキャラに、という手法は一森の十八番だったりします。フレインとかも実はこのやり口

好きなんですよね。モブ同然のやつがいいキャラになるの。隙を突かれてコロッと好きになっちゃう感じが。まぁでもノロマについては割とメインキャラでもほとんどこういうキャラな気もする。クレイもこれですよね実は。モブスタートの癖に設定盛られ過ぎなんですよあの第三王子

というか地獄編は結構設定で苦労しておりまして、分け身の設定も寸前の寸前になるまでなかったんですよね……。その所為でイオスナイト周りで魔人とか地獄の設定がごちゃついてて、先日急遽修正したり、という地味な修羅場があったりしたんですが

最初はヘルがちゃんと大ボスしてて、ローロが取り込まれて意志に反してロキとなって戦うことに……みたいなことを考えてたんですが、ローロの自我が強すぎて現状のような形になりました。思ったより恋する乙女だったし、思ったより家族想いなキャラになりましたね。
いい意味でも悪い意味でも愛情深い。なのにガワがメスガキという、癖と人間性を詰め込んだ良いキャラになりました。





テーマの話。

地獄編のテーマは、文字通り地獄でした。ただ、地獄をどういう意味合いの地獄として選択するか、というので、一森は地獄をこう定義しました。

「地獄とは、人間関係の中から発生するものである」

現代的な定義なのかなと思います。ただ過酷な環境というよりも、悪辣な笑い声がゲラゲラ方々で上がっているのが一森は好きなので、そういう地獄にしたいな、という方向性で進めました。

なので、人間関係に着目したワードが、前半から後半にかけて要点を押さえて楔として打ち込まれているのが地獄編だったりします。一番目立っていたのが「家族」で、「自分」なんかもそうですね。そのため、ウェイドパーティは「自分に似た神」と戦ったり、ウェイドは「自分自身」と戦ったりしました。地獄は家族のようなディープな関係性だったり、あるいは自分一人の中から生じるものだ、というのは中々現代的な考えなんじゃないかなと思います。

とはいえその分、ダークな笑いを大目に提供できたようで、書いていて私も楽しかったです。ローロが隙あらば攫われているのとか癖になっている方も多かったんじゃないでしょうか。はい、一森のことですね。ローロは実力を取り戻しても、次の帝都編で隙あらば攫われてもらうつもりでいます。ローロにはいつまでも目を離した隙に攫われて、ウェイドに雑に助けられて欲しい





今後の話

ノロマ魔法という作品は、お察しの通りすでに佳境に入っております。

カルディツァで有望な少年冒険者として過ごした初期。師匠と転換点を迎えて常軌を逸した強さになったカルディツァ後期。

そして戦争編が終わり、ウェイド達はカルディツァを離れました

アレクによって指定された三人の最強の内、二つを破り、ウェイドはさらなる飛躍を遂げました。最後に立ち塞がるのは大ボスも大ボス。最強の中の最強。絶対君主ローマン皇帝でございます。

帝都編は地獄編と同じかもう少し多いくらいのボリューム感でお届けしたいなと考えておりますので、まだまだ楽しんでいただける予定ですが、それでも終わりが見えてきた頃と思います。

帝都編を含めて、残すは二編ほどでノロマ魔法は完結予定です。ここまでついてきていただいた読者様には、ぜひとも最後までお付き合いいただければ幸いです。




最後に、こっそり告知

まだ公開情報じゃないので少しぼかした言い方をしますが……

ノロマ魔法コミカライズ二巻! 近々発売予定です! 近々! 近々ったら近々!

カバーイラスト、いいですよ。マジで良いです。美しさとエッッッさが同居しておりました。一体誰が描かれているんでしょう。地獄編で可愛さが爆発していたあのキャラかもしれません。図らずしも購買意欲を掻き立てることになってしまいました。ノロマ初期の可愛かったあのヒロインに会いに行きましょう。




あとがきとしては、こんなところになりますかね。
地獄編という長かった連続更新が終わった寂しさを、少しでも拭うことができれば幸いです。一森も長々と益体もないこと書いて、ちょっと落ち着いてきました。やっべ今日の作業の進捗やばいそろそろ戻らないとひぇええ

ということで、一森のあとがき&雑談でございました。
何か地獄編の感想とかまったく関係ないこととか、適当なことを書いて皆さんも寂しさを紛らわしてくれればいいと思います。

じゃあまたね!

4件のコメント

  • 地獄編見た後で読み返すと、復活も支配領域もないあのパチモンってホントカスだよなぁと
  • どいつだ…?
  • 勇者末裔のパチモン
  • あーw
    まぁ地上で魔人は復活できないですからね。そもそも魔王として負けた以上に、その前に勇者の怨霊に人間に戻されてましたし
    にしても魔王としては極度のザコでしたがw
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