次に三人称ですが……
同じラノベ作家で例を上げたかったのですが、生憎思い浮かべるものがありませんでした。
私が思い浮かべたのは初めて自分から読もうと思った作品『白夜行』です。
連続ドラマやドラマ映画にもなった事もあるで知ってる方は沢山いるかと思います。
この作品は、三人称の書き方として凄く参考になる作品だと思う。
では何が凄いのか……
主人公とヒロインの心情心理描写が一切ない!
全て他者の視点で二人の主人公を描写させているんですよね。なのにお互い意識しあってるのはわかるし、どう思っているのかというのを想像しやすい。けど実際ははっきりとは書かれてないので読み手は人によって様々に受け取り想像を膨らまさせてます。
サブキャラの視点の三人称で、まさにお前が主人公だろ! と思わせる刑事から見た主人公とヒロインの偶像。
まさに小説の醍醐味である文字から想像させて読者に考えさせる作品ではないかと。
主人公、ヒロインだけではなく恋敵なりライバルなりの描写を書きたい方は参考になるんではないでしょうか?
実際に絶賛されたり、売れたりされてる作品には私が読んだ作品の中に視点のブレがあるものがないです。
どっちの視点かで悩んだり、ブレたりするとかで悩まれる方や、表現を悩んでる方はこの二作品は独特だと思うので参考にされてはどうでしょうか?
と、お酒飲みながらつらつら書いてみました……。