お久しゅうございます。6月の大賞には間に合うように、今から色々な準備をしており、「御稜威の光」の更新もその一環として行います。今日中には公開できるかな?
とりあえず、書きかけでよければここに乗っけます。
―こっから原稿―
1942年2月、昨月に行われたタイフーン作戦によって解放されたモスクワは、アーリアン・ポリスと改名されドイツ第三帝国の版図となった。これによりソビエトロシアの歴史は終焉するかと思われた。少なくとも、旧ノブゴロドをはじめとしたいわゆるロシア三州(ノブゴロド・モスクワ・キエフ)はドイツの占領下となった以上、ロシアという国は地球上から消え去った。だが、それが即座にソビエトロシアの終焉を意味したかと言われれば若干の疑問符が残る。と、いうのも……。
「逃げるぞ、同志諸君! まだロシアには東がある!」
自称、「長征作戦」という名で行われた赤軍の東部地域への撤退行動――つまりは、ドイツ第三帝国から逃れるためのシベリアへの逃亡――によって、ソビエト連邦という名義のロシア地域は辛うじて存在していた。だが、ここでウラソフ将軍らの「ロシア諸民族解放委員会」の名義が効くこととなる。つまりは、共産主義に反発するロシア人にはドイツ占領下の状態とは言え、ロシア三州に残って共産主義者をロシアから放伐するという選択肢が存在したのだ。そして、ソビエト連邦は散々の悪政のツケを払う羽目になる……。
「…………」
飼い犬が怯える程度には機嫌の悪いその館の主は、その名誉のために記述するならば決して戦局が悪化したから機嫌が悪いのでは無かった。むしろ、彼がその館の主となってから戦局は悪化するまで傾いてはおらず、国民の名声としてはまずますの水準を保っていた。
―ここまで原稿―
先程、アルファポリスにも同じような内容の近況を報告いたしました。
ああ、草々…本日中に間に合えば、「勝った世界で」という題名で6月正式スタートのていざー文章を公開したいと思います。
同じ題名ですが、ノベルアッププラスとアルファポリス、そして本頁であるカクヨムでは、それぞれ内容を違わせる予定です。
…ノベルアッププラスでは異世界ファンタジーとして、アルファポリスではまた歴史ジャンルで投稿予定。とはいえ、根本的には歴史ジャンルなので、ファンタジア要素を排したものをアルファポリスで記載するだけです。
カクヨムでも、多分歴史ジャンルだと思いますが、ファンタジーにするかもね。