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『異世界転生したけど日本語が通じなかった』第33話について文化説明

『異世界転生したけど日本語が通じなかった』の第33話に登場した漢字のような文字の設定は勿論あり、ラネーメという地域の設定で燐帝字母(リパライン語ではリンツクラー "linzklar")というものです。古代のラネーメ地域の王朝の皇帝であったアレス・リン(これ後世のリパライン語での名称で、ラネーメ祖語では*li^ngqと再構される。意味は「穢れの無い者」)によって当時あったアイル・パイグ文字という表意文字の異体字や発音を整理し、民衆の識字率を上げることを目的とした文字が燐帝字母です。
燐帝字母については燐字海というサイトに詳細情報が載っています。

燐字海:https://sites.google.com/site/linzizihai/

現代にいたるまで7000年以上前から利用されており、パイグ語という言語と密接な関係があります。パイグ語はリパライン語が属するリパラオネ語族とは別のラネーメ語族に属します(しかし元は同祖であるシアン大語族に属する)。このパイグ語は登場するボードゲームに非常に強い影響を与えています。

パイグ語:https://sites.google.com/site/syxobo/paigu-yu

パイグ将棋はこの回で登場したボードゲームです。
自分も何回か対戦をしたことがありますが、結構難しくそして面白いボードゲームです。駒には燐帝字母が書かれていて、ゲームの進行の掛け声などはパイグ語で行われます(リパライン語圏ではこれが訛ってしまっている)。特徴的なルールとしては役があること、判定が存在することなどがあります。

机戦(パイグ将棋):https://sites.google.com/site/syxobo/airu-gong-he-guo-wen-hua-ting/ji-zhan-paigu-jiang-qi

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