• 異世界ファンタジー
  • SF

暴れん坊わたし

私は多分周りから見たらそこそこしっかりしていて精神的にも安定しているように見えると思う。私の知り合いや親しい友人すら、家の中での私はまるで想像と違うと思う。誰でもそうだろうけど、自分には良くないギャップがある。

私が文に起こす事は大体日々の物事の分析と、自分を含めた人々の分析だが、それらは大抵ネガティブな内容だ。私は分析は心の救済のためにすることが多く、酷いことを言われた時や心が病んでいる時にそれを解消してどうにか飲み下すために特によくやる。だからネガティブな事に対する分析ばかり深くなる。解消のために行うことだから良くはあるけど、マイナスがゼロになるというだけのことなので、プラスが増えていかない。
良いことや自分の好きな部分についてはいつも心の中にある、と思っていたけど心というのは時々仕事を放棄する。私の心は過度に働かせすぎるとそれまで保管していた資料を全部燃やしたりするヤバさがある。資料を燃やされると自分も消えていくから、心以外の場所に残しておく必要があるかもしれない。
でも上手くいってる時は中々やらないんだよな。ままならないなー。

私の日記の中には私が言ったり書いたりできない事を平気で実行する暴れん坊わたしが現れる。暴れん坊わたしには非常に助けられる。私自身なので後から文章を見ても共感できるし、暴れん坊わたしは私が普段押し込めている暴力的な振る舞いをしているから、私は暴れん坊わたしを見て「こんなとんでもないやつもいる、私はなんて優しいんだ」と思うこともできる。比べる対象が自分なので罪悪感もない。
日常生活において責任感や自己批判ですり潰されそうな時は暴れん坊わたしに来てもらうと少しマシになる。暴れん坊わたしを心の外に放つ事はないけど、やつは心の中で「何がいけないんですかあ」と横柄な態度をとる。私はとてもじゃないがそうは思えない。でも暴れん坊わたしは自分のミスや怠惰が原因であってもいつも何がいけないんですかあと言ってるし、人が話しているのに爪のゴミを取ったりしている。そういう奴なんだな。私は暴れん坊わたしが結構好きなんだな。今後もよろしくな。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する