みなさんご無沙汰です、枝乃チマです。真面目に名乗る時は真面目な回です。よろしくです。
まずはお知らせ。
単刀直入に言うと、更新頻度が今週から極端に遅くなります。理由は社会人になるからです。
まぁとはいえ、最近は2作品も手掛けているので毎日更新が揺らいでいますが…。
そしてここからは需要なんて一切無いちょっとしたお話。
これを読んでいるということは、私は既にこの世には居ないと思います。嘘です。
改めて、これを見ている方は私の小説を読んだ事があるかはわかりませんが、今回話させてもらいたいのは、私の小説の“作風”についてでございます。
私の作風はどんなジャンルでも基本的に暗く、コミカルシーンは殆ど皆無と言っても過言ではないでしょう。兄ばかもサキリビも最近連載スタートしたクソ長文タイトルも、基本暗めです。
まぁ兄ばかに関しては後半はコミカルなシーンが多くなっていましたが、それに至るまではゲロ吐くレベルで暗かったと思います。
どうしてそんな流行らないゆえに読まれない作風を貫いているのかというと、単に私が好きだというのと暗い作風をこの界隈で流行らせたいという思いからです。
物語というのは大体ハッピーエンドに終わります。ですがそこに辿り着くまでの道のりが険しければ険しいほど、ハッピーエンドになった時の感動は大きいと思います。逆にバッドエンドになった時の虚しさも大きいです。
つまりストーリーを描く上で、暗くすれば暗くするほど、結末を迎えた時の感情も大きくなるのです。
考えてみてください。無双系主人公の物語の最終回で最終的に主人公が勝ったとします——感動します?まぁ文だけでみると“無双主人公なんだから勝つのはそりゃそうだろ”って感じで何も感じませんよね。
逆に何の能力も持たないゆえにボロボロなただの少年が最終的に世界とヒロインを救ったとします——感動します?私はします。どんな手を使ったのかは分かりません。仲間の力を借りて…でも良いですし、何の能力も持たないけど不屈の精神で…というのも良いです。
ただ“実はとんでもない力を有していた”は論外です。例え序盤や中盤に伏線があったとしてもです。まぁ仲間やヒロインのお陰で力に目覚める事ができたというパターンなら…まぁ良いかもですが。
ですがこのキャラの魅力は“弱いけど立ち上がるところ”であって、それを潰してしまうのはもったいないです。ただこの場合だと弱過ぎて尺を取る上にご都合主義まっしぐらになるパターンが大半ですから難しい点です。
そんな難しいジャンルに小説知識ほぼゼロの私が挑んでるんですから、そりゃクソをいっぱい生み出してしまいますよね。
そしてもう一つ。それはどの作品にも“幸せ”が関係しています。
兄ばかは“幸せを渇望する兄妹”の物語。
サキリビは“幸せを拒む捻くれ者”の物語。
クソ長文タイトルは“幸せを失った少年”の物語。
これらを踏まえて読んでみると、また違った風に見えるかもしれませんね。