どうも枝乃チマァーッ♂です。
Respectively-Cry's√ 〜不遇な兄妹は異世界で幸せを求める〜の最新話、『第57話 弱い涙、もう無理だ。』を更新いたしました。
今回はまさかのカナンがパーティから離脱するという、実はちょっとだけ予想できた事が起こってしまいました。
ここで離脱せずに、後に転生者をも超える力を自力で身につける展開とかあれば最高にカッコ良かったんでしょうが、敢えてそれをしませんでした。
そもそも私がカナンを推す理由は、この兄ばかの登場キャラクターの中で良くも悪くも最も人間らしく、言葉では上手く表せないような論理感なんて皆無な人間の弱さが一番滲み出ているからです。
カナンの状況を私の実体験で例えると、中学生の頃私は50m走で6秒台後半の記録を出していました。全国の中学生の平均はおおよそ7秒台ですから、まぁ割と早い方ですよね。ですが私の身の回りには6秒台前半など5秒台に迫る猛者が大勢いた為、50m走の記録で私が称賛される事はおろか、目立つ事すらありませんでした。
…みたいな感じなのです。
「くっそー！私も負けてられない！特訓だー！」となれば良いですが、人間誰しもそう思う訳ではありません。まぁ私の場合は運動する事が嫌いだったので向上心とかは一切ありませんでしたが、カナンは向上心があったからこそ挫けてしまいました。
異世界転生者を超えたいという一心で行動しているにも関わらずそれが実る事は無く、更に今度は異世界転生者ではないのに生まれつき特殊な能力を持っているナギノと出会ってしまったのですから…。
色々な要因が重なりに重なって、いよいよ耐えきれなくなった訳です。
王国の姫（異世界転生者）、勇者（異世界転生者）、ドラゴンテイマー、騎士団総団長代理。
この中で一番弱そうなのは、どう考えても騎士団総団長代理ですよね。“代理”と付くだけでこんなにも強くなさそうに見えるのは何故なのでしょうか。
個人的に、カナンが離脱した後のパーティの雰囲気が明るくて「楽しそうだなぁ」って言うの、なんかリアルで嫌でしたね…。
さて次はちょっとしたお知らせ。
えー、11月11日（ポッキーの日）から私は連日で自動車の教習所に1日2時間通う事になりましたのでもしかしたら暫くの期間（早くても年明けまでは）投稿頻度が落ちるかもしれないというだけの話です。
…てか、いつになったらシン視点やるの？
『第57話 弱い涙、もう無理だ。』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817330648827904803