どうも長男にして末っ子の人です。
兄ばかの最新話『第46話 反逆の業火、その真実。』を更新致しました。
今回は逆に妹視点のみという。まぁ別にシンの身に何かが起こった訳ではなく、単純に寝てるだけですので(まぁシイナに夜這いされてる可能性アリ)。
地獄の世界でシンが寝ている間にフェリィの身に起こったのが今回の46話のお話です。という事はもろちん次回も妹視点のみでございます。
そんな46話ですが、アーシュの反逆行為の隠された真実が遂に明かされました。
いや、ね?皆さんも『第30話 ゆうしゃのかくご』を読んで、アーシュから何故そういう行動をするに至ったのかを聞いた時に思ったでしょう。
「…いや、あのデリシオスとイェレスが流石にそんな事しないやろ!しかも国民まで!?」と。
そんな疑問をようやく解決出来ましたね。その答えは「スライムに寄生されていたから」だった訳です。
…え、“じゃあ何で勇者の身体に寄生しなかったの”ですって?
それは、そもそもスライムを含めたモンスターにとって、勇者というのは忌む存在。そして魔王というのは崇める存在。寄生型スライムの目的というか本能にはは「より強い身体を手に入れる事」というのがあり、自ずとカナンという“強い立場”の人間を通じて人間の王国を乗っ取るつもりでした。
偶然乗っ取った先の国が勇者アーシュの出発点にして帰るべき場所だった為、乗っ取った王国を利用した訳です。
皮肉な事に、モンスター達というかスライムの復讐は見事なまでに成功したのに、アーシュの復讐はとことん失敗に終わるという。最強の異世界転生者も、シンという主人公補正モリモリのキャラには勝てませんでした。
まぁアーシュは武器依存度が高いキャラですからね…応用の化身であるシンには及びません。
例えるならアーシュはひたすら強攻撃と必殺技するだけの脳筋ゲーマー、シンは判断力が凄まじく、その場で臨機応変に対応できるテクニカルゲーマーですから。
…こうやって改めて見てみると、アーシュも主人公になり得るくらい辛い人生歩んでますね。
10年間信じてた者達に一瞬で裏切られ、コンティニューして知らなかったとはいえ復讐の矛先をモンスターではなく王国に向け、失敗に終わり9年間牢獄生活…その末に脱出したは良いものの、真実をその身で感じて知るなんて。
更にアーシュが裏切られてしまう原因となったのがカナンですからね…次回はどうなってしまうんでしょうか。
ていうかカナン、第2章で再登場してからずっと空回りしてばかりね。そんなんでよく騎士団総団長になれギャァァァァァァ
因みに余談ですが“アーシュ”という名前はあの超有名な騎士、アーサー王からきています。
にしても今回のサブタイ、めっちゃ仮面ライタ“ーセイハ”ーみたいだなぁ。
『第46話 反逆の業火、その真実。』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817139558000560231