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兄ばか更新!その45!

どもども、ヱダソゲンフソでござりまする。

兄ばかの最新話、第45話を更新いたしました。

今回も妹視点はありませんでした(というより尺的に無理でした)。なんとしてもシンの料理を食べてシイナが本音を打ち明けるというのをやりたかったのです。

という訳で話していきますが、サブタイトルが何ていうか“兄ばか”の最終回っぽいですね。
まぁ今回の話自体、そのまま“シイナとシンが結ばれました、ハッピーエンド!”とも出来るような内容でしたからね。ですがそれで終わらないんですよ、まだ伏線も回収しきれていませんしね。

ところでこの45話を読んでて一つ疑問と言いますか、違和感というか頭を傾げたかと思います。
「…シイナってシンと出会ってまだ1日目なのに何でそんなに感情移入してんの?」って。
そりゃそうですよね。普通は出会って1日目の男にここまで本気にはなりませんよね。

なので言い訳じみた解説していきたいと思いますー!
そうですね…シイナにとってシンは例えるなら“滅多に会えない従兄”のようなものだと捉えて頂くとわかりやすいかも。
そんな従兄が家に遊びに来てくれて、楽しくてどんどん時間が進んでいく…そんな中、ふと「ああ、もうそろそろ従兄が帰っちゃうんだ…」と思うと途端に悲しくなりますよね。そしていざ従兄が帰ろうとした時に泣きながら「まだ帰らないでぇえ」って縋るみたいなアレの誇張版だと思っていただければと。
加えてシイナはこの世界に来てからずっと独りぼっちでしたし、仲間を作ろうにも自分以外は悪人ばかり。悪人をとことん嫌うシイナは当然連みたくもない訳です。
正直わがままのようにも聞こえますが、同じような環境に居ればシイナの「仲間が欲しいけど周りの人間が嫌いなタイプしか居ないから作れない」という気持ちがよくわかります。私も高校でそうでしたから。本当に心底嫌いなタイプの人間とは喋りたくもないですからね〜、はいそうですよ〜陽キャ様(笑)とは違うのですよ〜。

ずっと一人で、周りには嫌悪するタイプの人間しか居ない中、自分と同類の人間が現れて、これはシイナ本人も言ってましたが、会話をする事が出来て、自分のボケをちゃんとツッコんでくれて、料理も作れて、優しい…そんな人が居なくなると思ったら悲しくなって離れたくないと思うのは当然です。多分。

あと、シイナがよく言ってた「このやろ」は照れ隠しのようなものです。つまり言葉の最後に「このやろ」って言っていたら、それは照れている証拠なのです。
シイナってサイコパスで変な喋り方をする頭のおかしい人物ですが、ちゃんと奥底には女の子としての心もあるのです。本人は何故かそれを普段隠していますが。

ちなみに本編でシンが作ったハヤシライスですが、実際に私は作った事が無いので想像で描写しましたので、もしかしたらおかしい部分があるかもしれません。そこはご了承くだされ…

ちなみに余談ですが、私はこの世界にいる陽キャと呼ばれる存在の殆どがイキリ野郎だと思ってます。私にはTHE陽キャな性格の友人が居ますが、キモオタに対しても理解があって誰に対しても隔たりがなく、どんな話題でも盛り上がれるし、陽キャ特有の“ノリと勢いでなんとかなるっしょ”精神ではなく、ちゃんと自分のやるべき事柄には真正面から向き合う…そんな人が真の陽キャだと思ってます。
私も最初は「何か怖いな〜」なんて思ってましたが、ちょっとした繋がりで関わる事が多くなってからはプラモデルや塗装、FFにドラクエにサクラ大戦、アニメの話で盛り上がったり、更に自転車のサドルの調整までしてくれたり、雨の日は帰りを心配してくれたりと、真の陽キャって本当に心底良い人だなぁとしみじみ思いましたね。

『第45話 “幸せ”のカタチ』はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16816927861556163273/episodes/16817139557938509544

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