本年も大変お世話になりました。
相変わらずスローペースな連載でしたが、日頃から拙作を読んで下さる読者の皆様にはお付き合いいただき感謝です。
本年は無慈悲な悪役貴族の書籍も一巻、二巻と連続して出版させていただき、来年には三巻発売とコミカライズも控える形になりました。
思えば初の書籍化ということもあり、一巻発売時は右も左もわからない状況でてんやわんやしてましたね。
専門用語のトルやママも知りませんでしたし、校正作業もどんなものかわからずに不安ばかり先行して、担当編集様には質問してばかりでした。
私自身細かいことばかり気になる性質なので、ちょっとのことで質問ばかりする新人と多大なるご迷惑をお掛けしていたと思います。
(いまも色々細かいところばかり聞いてしまってますね……)
この場を借りて謝罪させていただきます。
すみませんでした。
書籍化の難しさや苦しさを知った年でした。
ですが、それ以上に読者様にヴァニタスくんたちの物語を知っていただける機会をいただけた喜び、素敵なイラストで登場人物たちを描いていただけた嬉しさを知れた忘れられない一年になりました。
いつも拙作を応援して下さる皆様には心から感謝しています。
中々上手い表現が出てこず筆が止まってしまった時も、お話の展開に悩み大幅に書き直した時も、一旦落ち着いて考え直そうと切り替えられたのは皆様のお陰です。
ヴァニタスくんの家名リンドブルムにも関係していた辰年は終わってしまいますが、彼らの物語は続いていきますので、来年巳年も何卒よろしくお願いします。
では、皆様によいお年が訪れますよう祈っております。