こんばんは、姉煩いの人です。
ここから事件編では明らかにならなかったティロの一般兵時代の話になります。この国では「軍隊=警察」なので、一般兵は現代日本だと街中のペーペー巡査くらいの扱いになります。身よりもなく前科者として組織の下部に放り込まれたティロがグレないはずもなく、かなり酷くいろんなものを拗らせていくことになります。ちなみに本編ではややこしいのですが、「一般兵」という身分で「警備隊」の仕事をしています。「警察官」の中でも「交通機動隊」「麻薬取締部」みたいな感じです。
なおこの世界、薬物の使用だけなら違法ではありません。しかし「薬に頼るのは情けない」という価値観はあるので煙草(リネン製)や痛み止め(モルヒネのようなもの)の乱用は良いものとは思われていません。現実世界だとティロはアル中の消防団員くらいの位置付けです。
ここに来て事件編で暗躍した「ティロ・キアン」の人物像がようやく固まります。基本的に良い奴だけど、薬のためならどんなことでもするという悪い奴がこの後どんなことをするのか、それは事件編をお読みください。
https://kakuyomu.jp/works/16817330656813658108次章より新章「死神編」が始まります。事件編では謎に満ちていましたが、オルド攻略でティロが実際のところどのように行動していたのかが明らかになります。また運命の彼女との出会い、そして左遷して山奥に飛ばされてからの運命の試合などティロにとっては転機の連続になります。
異世界×ミステリーの裏側、鋭意更新中です!
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