こんばんは、姉煩いの人です。名前が変わりました。今後「秋犬」でよろしくお願いします。
第6話は事件編でも色んな意味で問題になっていた「特務落ちからの自殺未遂」です。簡単な顛末は事件編で明らかになっていますが、ティロ視点でこの辺りの事情を見ていくとかなり深刻です。
探求編でシャスタも「俺も死にたくなるかもな」と類推するくらいの衝撃ですが、ティロにはシャスタには言えない事情があって余計死にたくなっています。常に「ジェイドの亡霊」という意識を持ちながら剣都編で既に「死ぬまで動かない」という消極的な自殺を図っていたティロのことなので、「死」というのはかなり身近な選択だったのだろうと思われます。ちなみに彼は後に何度もこんなことを仕出かすので、事件編で「何発殴られなきゃならないんだ」と呆れられても仕方ないのでしょう。
そして事件編ではあっさりと今生の別れを果たしたティロとシャスタでしたが、全容編ではしっかり別れを交わすことになります。これにてティロの予備隊生活は終了になりました。この世界では16歳で成人になるのでティロも大人になったわけですね。
長かった特務予備隊編も次話で最後、一般落ちしたその後のティロの話になります。亡霊編での孤独が再びティロに降りかかり、いろいろ衝撃的な行動に出ます。そして時々作者などが「主人公がゴミだから」と言う理由が明確に明かされます。ゴミですゴミ。
異世界×ミステリーの裏側、鋭意更新中です!
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