前回第52話「入院しちゃった」を更新した時のエピソードを、第53話「気がつかなくって、ホントにごめんね」に書いてみました。
手術をして下さったH先生は、家族でいつもお世話になっている、地域のK医院のお医者さまです。現在は先代であるK院長の後を継がれていますが、元は自衛隊中央病院の医師でしたので、先生の非常勤先である中央病院で手術を受けさせて頂きました。
日頃からお世話になっていて、私はとても信頼している先生ですので、何の心配もなく治療を受けることが出来ました。
当事者である私は、本当に何の心配もなくリラックスしていましたが、傍で支えてくれていた娘はそうとはいかず、心配で押しつぶされそうで辛かったようでした。
そんなこととは露知らず、私はいつものように呑気でお気楽な母親でいました。
コロナの影響でお見舞いにもある程度の制限もありましたから、子供達には仕事は休まずともOK、一人で行って一人で帰って来るからと、ちょっと強がって見せました。
けれど娘はそうはできないと、しっかり休みをとって控えてくれました。前日に送ってもらい当日は手術終了を待っていてくれました。予想外に心臓が痛んでいて予定時間をオーバーしたり、電話の連絡がうまくいかず直に先生から経過報告が聞けなかったりで、ずいぶんと不安でいっぱいの時を過ごしたようでした。
退院後、手術の感想は下穿き奪取で丸裸にされて恥ずかしかったことなど、焦点はそんなことかとズレた感想を平気で言っている母親に呆れる娘が、母の無事退院までどんな心境でいたかを、53話で書いてみました。
まだ第52話が未読でしたら、セットのように52話と53話を合わせて読んで頂けたら、とても嬉しいです。宜しくお願い致します。