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「老猟師の話」更新しました! 「第12話 少女お袖」

台風10号「サンサン」が居座ってますが、皆さんいかがでしょうか。
うちも家族が東京からの関西に戻る新幹線が三島で止まってしまったりして、真夜中1時前に新大阪まで迎えに行くことになったりしました。災害に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます。
さてこの台風10号、国際機関「台風委員会」で名前が付けられるそうで、「サンサン(Shanshan/珊珊)」は香港が提案した名称で、少女の名前が由来だそうです。珊珊とは、 身につけた佩玉(はいぎょく)などの鳴る音を表わすそうです。アクセサリーがしゃらしゃらと鳴る可愛い音といったネーミングってことですね。
12話のタイトルにもある「お袖」は、そんなアクセサリーとは無縁な、山深い里のお百姓の娘です。それでも地元の庄屋(縄手屋)に奉公に上がれたのはとても運が良く、本人も楽しく奉公しています。
さてさて、お袖の命名の由来ですが、「ない袖は振れぬ」と言うように、袖には「お金・財産」があることを意味していたりします。また、「袖振り合うも他生の縁」といった人と人との縁を大切にするようにといった意味も含めた「袖」という文字を縄手屋の先代主人からもらっています。
お袖は、14歳の素朴でおおらかな少女です。まだ恋も知らぬ少女の目の前に現れた武者絵から抜け出たような瑞雲はどう映っているのでしょうか。また、そんなお袖の表情や態度を瑞雲はどう見ているのでしょうか。今後それぞれの人柄が更に現れてきます。どうぞお楽しみに。

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