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ロボットものの利点・機体とパイロットの組み合わせによる表現の幅(執筆日記・若干AC6感想)

 代替テストパイロットも、気付けばクライマックス。
 当たり前と言えば当たり前ですが、ロボットものは武器(機体)とそれを使用する人物とのギャップが出しやすかったり、機体のデザインや武装そのものが性格描写になる事を実感しています。
 例えばファンタジーなどでも、線の細い女性などに大きな斧などを振るわせるのには理由付けが要りますが、ロボットではそれが要りません。(脳筋じみた見た目の巨漢にクレバーな戦い方をさせるのも)
 魔力で筋力を増しているのだ! とでもすれば即解決する、ワンクッション程度の差ではありますが、実際に書いたり読んだりしてみると、このワンクッションが結構大きな差にも思えます。
 
 実例として、Ζガンダムのずんぐり機体ジ・O(パイロットが細身で性格的にもスマートなタイプ)だとか、
 ハンブラビ(外見が粗暴なパイロットの、テクニカルなセンスや歴戦の老獪さがわかる組み合わせ)だとか、
 アーマード・コアシリーズ全般で、若い女性が乗るタンク型機体全般など。
 また、前回ご紹介したAC6のイグアス(威勢の良いチンピラキャラ)の初期機体が、意外と盾を活用した逃げ撃ち仕様の堅実な(悪し様に言えば臆病な)ものだったり。
 声からしてイケメンっぽいラスティの機体が、やっぱり線の細いフォルムの軽量機体で、イメージ通りに華麗な近接戦闘を得意としていたり。
 傲慢なインテリ然としたスネイルのそれが重武装機体で、どっしりとした機体と偉そうな性格がマッチしていたり。
 近況ノートや創作論で何度か言及した、Ζガンダムでのアムロが単なる輸送機でモビルスーツを落としたエピソードなんかも。
 代替テストパイロットでは書く機会が(恐らく)もう無さそうですが、機体とパイロットを交換出来るのも利点かと思われます。(ファンタジーで新しい武装や魔法を使わせるよりも、修行や訓練に割く尺が少なく済む筈です)
 一応、代替テストパイロットでは「チーム内の模擬戦で全員同じ機体構成のテスト機体に乗る」と言う場面は書きましたが。

 またアーマード・コアシリーズは、パイロットなどの人物のビジュアルがほとんど明らかにされず、大抵は声だけで表現されているのですが、顔が描写されなくてもしっかり存在感があります。

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