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よせばいいのに書いてるうちに専門外の分野に手を出してしまう現象にも名前が欲しい(執筆日記)

 ただでさえ、SFと言う「詳しい人が読んだら失笑しないだろうか」とプレッシャーを感じるジャンルを書いている中。
 反物質、百合表現、宇宙戦……と、ここ数話で、未経験の領域にチャレンジし過ぎて深みにはまっております。
 VRMMOの、ゲームバランスを取るための物理演算と現実のそれとの差違は今回のテーマのひとつでもあるのですが、一方で、客観的に言い訳めいて見える気もしています。
 
 一方で「本当に詳しくなければ表現してはならない」と言うのも、あってはならない考えだとは思います。
 ある種、考証のクオリティが化け物じみている機動戦士ガンダムのシリーズですら、厳密に照らし合わせると間違いだらけではあるのでしょうし。
 大切なのは「自分は無知だ」と言う事と「エンターテイメントと事実とのバランス」に自覚的であることかと、今回の執筆で特に痛感しております。
 
 ジョージ・ルーカス監督の「私の宇宙では音が鳴る」と言う言葉は本当に金言だと思います。
 そう言ったからには自作品の中でそれを貫かねばならぬ、と言う事も含め。

2件のコメント

  •  お久しぶりです。
    >>エンターテイメントと事実のバランス
     この辺りは最近私も意識し始めている所ですね。あまりにも「お約束」が多すぎると作り物めいてしまいますが、現実に即した展開だとあまりにも地味になり過ぎますし……
     リアリティに偏るのか・エンタメに偏るかというのも、もしかしたら作風で多少コントロールされる部分もあるかもしれないと最近思いました。
     私自身、元々の作風はリアリティに偏りがちだったのですが、サブ連載の学園ドラマ風ファンタジーでは、「学園ドラマの世界だから」という事で若干エンタメ色が強い・ちょっとライトノベル風な作品になっておりまして……
  •  同じく、小説そのものを書き始めた頃からリアリティリアリティと思いながら書いていましたが、このVRMMOシリーズを書き続けるうちに、バランス感覚が変わってきました。
     現実と条理の全く異なる物理法則&社会である事や、何よりも毎回主要人物が大きく入れ替わる試みである事も要因でした。
     この試みで四作目にもなると、これまでのようにリアリティ偏重で行くと必ず別シリーズの別人物とキャラ被りが出てくるので。
     今回の代替テストパイロットでは、特に人物がエンタメ色の強い感じになりました。
     
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