https://kakuyomu.jp/works/16817330656457249269/episodes/16817330656563480589 中国の人名や北京の描写など、自分がカバーしきれない分野の設定をさっと出してくれるのはAIの強みですね。
今回は「現代を舞台とした中国武侠小説」「主人公は二刀流剣術の使い手」「戦闘に気功術も登場する」と言う条件で依頼しました。
ここに前回同様「アメリカンジョーク的ユーモラスな文体」を盛り込もうとしましたが、
【(前略)敵を打ち破り、悪の勢力を壊滅させた。彼女は周囲の人々に再び名家の名誉を取り戻し、大成功をおさめたのであった。
「えー、せっかく童話のような物語だったのに、私の文章って感じ全然ないじゃない?」「あぁ、ごめんなさい。次からはもっとユーモラスな文章を心がけますね!」】
と返される。
……これ以上、余計なものは盛り込むまいと、文体のプロンプトを「詳細に、感情移入出来るように」に戻しました。
今回、AIの提案してきた「名家の娘」と言うのが具体的に何なのかを突っ込み過ぎたのと、二刀流剣術を現実のメソッドに忠実にしてほしいと言う注文のせいもあり、注文量(トークンという単位)がかさみ、古い発言を忘れられてしまう事との戦いでもありました。
その割に、結果的にどちらもあまり掘り下げられずじまい。
この、AIの記憶容量の制約は、緻密な設定を依頼する上での課題になっていきそうです。
単純な設定のクオリティはこれまでで一番かも知れませんが、ある程度、注文に慣れてきて、そこそこ以上のものを書けるようになってきたと思います。
ので、今回からもう少し判定を厳しくする意味もあり★(おすすめ)マークは無しとしました。
あと、敵組織のボスの命名もお任せにしたら、張暴龍(バオロン)と言う、いかにも悪そうな命名がされて笑いました。
そんな悪の親玉が、自ら手下に中国拳法を指南し、ファイターとして育て上げているという設定も、掘り下げるともっとおもしろくなりそうです。
また、気のせいか、どうにもこのAIは「仲間と協力しあって解決」させたがる傾向にあるような。