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AIに百合小説を書いて貰うまでのやり取り

 まだまだ、粗筋っぽさは抜けませんが、ようやくサブタイトルに★マーク(おすすめ)をつけられるものになりました。
「“色”に縛られぬ私たち」
https://kakuyomu.jp/works/16817330656457249269/episodes/16817330656503165797
 
 先輩の方々から、AIへの注文のしかたを勉強させて貰ったお陰で精度が上がったと思います。
 自分で書くのとはまた、別種の苦労を感じます。
 以下、実際のやり取りです。

「春の朝の都会をイメージした百合小説のプロットを5パターン提案して下さい」

 1. 都会で生まれ育った二人の若い女性が、春の朝、出会い、お互いに惹かれ合い始めます。しかし、彼女たちは周りの偏見や社会の期待に直面し、2人の恋愛が試されます。
 2. 都会に暮らす女性が、冬から春にかけて自分自身と向き合い、自己肯定感を高めます。そして、春の朝、彼女は同じアパートに住む美しい女性と出会い、恋に落ちます。しかし、その女性は既婚者であるため、彼女たちは秘密の関係となります。
 3. 綺麗な花が咲き誇る春の朝、2人の女性が運命的に出会います。一方は都会で活躍するキャリアウーマンで、もう一方は地方から出てきた大学生です。彼女たちはお互いの違いを乗り越え、愛を育みます。
 4. 大学生活最後の春、主人公の女子大生は、サークルの引退旅行で、同性愛に目覚めます。その旅行先で出会った女性との恋愛を通じて、主人公は自分自身を知り、自分の人生の方向性を見出します。
 5. 大企業の若手社長に憧れる女性が、ある朝、その社長と偶然出会い、恋に落ちます。しかし、社長には高校時代からの同性の親友がおり、主人公はその親友との関係に悩むことになります】
「3番目のプロットで、詳細に、読者が感情移入できるように描写してください」
 そこで提示されたのは、始まりから終わりまでの、やはり“粗筋”でした。
 
 主人公の菜月が朝のランニング中に、上京してきたさくらと出会い、恋に落ちる。
 菜月には過去に男性との恋愛で辛い失恋を体験しており、さくらは同性愛が理由で悩んでいた。
 菜月のサポートによってさくらは立ち直って行くと同時に、菜月は彼女への自分の気持ちに気付き、やがて交際。
 同性愛に対する様々な偏見の目に苦しめられながらも、二人はそれでも愛を貫くと誓った。
 
 ……という内容で、これを一つずつ掘り下げる作業に入ります。
「最初の出会いの場面」
「菜月の過去」
「さくらの過去」
「菜月がさくらを支え、恋愛関係になるまで」
「交際後、他人から傷つけられるエピソード」
「それでも愛を貫くと誓ったクライマックス」
 途中、出会って間もない筈の菜月とさくらが同じ会社になったり、何故か高校生にクラスチェンジしたりと、矛盾が生じる度に軌道修正し、どうにか形になりました。
 また「辛い失恋経験について」掘り下げさせようとすると「確かに失恋とは辛い事ではありますが、前を向いて歩く事が大切です」と諭される。作品の話だよ!
 サイコブラックの時も、途中からAIが自分をサイコブラックだと思い込んでいるような節がありましたが。
 
 あと余談ですが、菜月のこれまでの恋愛経験について「何“匹”かの男性と付き合った経験はあるが」と不意に出力されて、笑ってしまいました。

2件のコメント

  • 差別的なもの、性描写、暴力……AIちゃんは、仮にと言っても説教してきますからね~

    そうですか、男は「匹」ですか……
  •  このあたりは、トラブルを避ける為に致し方のない制約、と言うか、そう判断するのもAIの知性なのかも知れません。
     それにしては、軽く読める百合小説のつもりだったのが、LGBT問題に踏み込んだ話にしたがる傾向にもありましたが。
     
     “匹”呼ばわりは、ある意味で生物みな平等、なのかも知れません。
     菜月のキャラ付けとして面白そうだったので、採用したい誘惑にかられましたが、無難に直しておきました。
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