• 異世界ファンタジー
  • 現代ドラマ

あとがきのようなもの-学術都市の片隅から-

『ぼくらの冒険譚』からやや遅れて、『学術都市の片隅から』も完結いたしました。★やレビューをくださった皆様、応援やコメントをくださった皆様、そして何より、目を通してくださった皆様。本当にありがとうございました。

な、なんとか、今年度中という目標は達成した……やったぜ……! と、夜中に死んだ目をして呟いたのを覚えています。
ネタバレ的なものを書くのもあれなので、ちょっと公開にいたる経緯などを書かせていただきたいと思います。

ぼく冒Ⅰの改訂版を小説家になろうの方で執筆していた頃から、ロトのお仕事にクローズアップしたお話を書きたい、という気持ちはありました。なにしろ本編の方が学生たちの視点なので、ロトやマリオンの心やらえぐい経歴やらを掘り下げるには限度があったので。

複数作品同時連載を敢行して「エタった」ことが何度もあります。なので、二作品同時連載はやはり無謀か……と思ったりもしたのですが、書きたい欲求と前作75万文字を完結させたことによる自信に後押しされ、連載をすることにしました。完結できて本当によかった。

プロットに手をつける前にしたことが、資料検索でもゲストキャラの設定を詰めることでもなく「短編」の定義を調べることだったのは、自分の中でのちょっとした笑い話です。カクヨム上での定義ではなく、一般的な定義の方ですね。
複数のwebサイトなどを参照したうえで、2万4000文字くらいかな? とあたりをつけ、できるだけそのあたりで収めようと頑張ったりしていました。(コンテストの都合でおまけ話を書くことになったというのはここだけの話)

短編連作、を意識して書いたのははじめてだったので、なかなか良い経験になりました。戦闘がほとんどないファンタジーというのも、楽しいですね。
本当はもっといろんなお仕事にまつわるエピソードを書きたかったのですが、ちょっと中身が偏ってしまいまして、そこは反省点です。ただし、「ほむらの詩」だけは一番最後に必ず書くと決めていたので、やりきった感があって満足しています。

繰り返しになりますが、相変わらず長い作品にお付き合いくださりまして、ありがとうございました。

今後の予定ですが、以前のノートに書いたとおり、しばらくカクヨムでのカク活動はお休みさせていただきます。長くても半年以内には戻ってきたいです。
ちなみにほかの書き手さんの作品は引き続き読ませていただきますので、よろしくお願いします。ときどき適度に構っていただけると嬉しいです。また、カクヨムの外では何かを書(描)いていると思うので、見かけたら温かく見守ってやってください。
それではまた、どこかでお会いしましょう。次にしちみが現れるのは、あなたの作品のコメント欄かもしれません(なんか怖いな)


<おまけ:ぼく冒シリーズ読破済みの方向け>

ぼく冒の終盤~「ほむらの詩」にかけて、時間が飛んだり戻ったりしているので、時系列順にエピソードタイトルを並べておきます。参考までに。

「8 傷だらけの幕引き」(ぼく冒)
「0 暁光」(学術都市…Ⅵ)
「9 春の光」(ぼく冒)
「Ⅵ ほむらの詩 1~9」(学術都市…)
「彼らは今日も騒がしく」(ぼく冒)
「終 学術都市の片隅から」(学術都市…)
「『ぼくらの冒険譚』」(ぼく冒)

普通に読んだあと、この順番に読むと、幸せな気持ちになれるかもしれません。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する