木戸相洛

オムニバス形式で紡がれる物語が次第に繋がっていく。この構成が非常に魅力的で心地よかったです。 同時に営まれる、登場人物たちの恋愛とも家族愛ともつかない愛情がただただ“良い”です。 …続きを読む

SF、哲学、日本神話、倫理、キャラクターetc…あらゆる魅力を詰め込み、ハードSF要素はソフトに包んで誰にでも読みやすくした傑作。 自分とは何者か？何をしたいのか？ 主人公が終始…続きを読む

過去と未来、近未来SFアイテムなどなど、どれだけのスケールに広がっていくのか楽しみな作品です。

文明が崩壊し、小さなコミュニティ単位で生きる他ない人類。その心は次第に荒み、生きるだけの日々が軋み始める。 そんななか、星に魅了された少女は成長し、かつて星を見せてくれたプラネタリ…続きを読む

1人だけど独りではないラストがなんだか寂しくて心にしみました。 そしてそのラストへ突き進む主人公の迷いのなが、倫理を重んじていた頃の彼との対比となって重い意味を持つと思いました。 …続きを読む

『壊れてるかもしれないデス。でもこのままでいいのデス。修理されたら、この気持ちは消されてしまうかもしれないから』 このセリフにやられました。 軽妙な会話とスピーディーで重厚な戦闘…続きを読む

現実世界の動向にSF的ギミックを付加したリアリティとオリジナリティの共存が見事でした。
最後のエピソードが考えを搔き立てることで世界観に深みを与えていて素晴らしい！！

無駄のない展開から鮮やかに現実社会を風刺する見事な作品です。
こんなにも読者に自省させるものに初めて出会いました！

アナグラムやメタ要素で笑いを誘いながら軽快に進むストーリーでした。 モブが主人公だからこそ伝えられるものもあると思っていたら、最期はやはりというか、さすがというか。 とても面白かっ…続きを読む