カクヨム読者の皆様、はじめまして。伊豆可未名です。
数ある投稿作品の中から拙作をお読みいただきありがとうございます。
私も公開にあたって、どのようにPC画面やスマホ画面で読めるのか見てみましたが、なんと、ルビの振り方が間違っていて、誤表記が多発していることに気付きました。
カクヨム記法の使い方を研究して自分の意図したルビが表示されるようにこれから少しずつ直していきますので、ご了承ください。本当にすみません。
とりあえず、第一章は見直しました。
さて、近況ノートで読者の皆様へメッセージが書けるということで、拙作についての解説や思いなどを各回に一つずつ紹介することにしました。便利な機能は何でも使っていこうというスタイルです。
一回目の更新の今回は、本作品『INTERFACE』の作品構成について解説していこうと思います。
まず、目次を見て驚いた方が大半だと思います。キャッチコピーや紹介文にはこんなに沢山の章があるとも、キャラクターがいるとも書いてませんでしたからね(-ω-)/
ぶっちゃけたことを言えば、どっから読んでもいいっす。各キャラクターの①を読んでみて、続きが気になったらそのキャラクターの話だけを追いかけてもいいですし、律儀に建国宣言から読んでいただいても構いません。
とはいえ、長いですし、構成を全く考えずに思いついた順に書いて繋げただけというわけでもないので、少しでも読みやすくなるように、各章の役割というか、特徴というか、あらすじみたいなものを紹介します。
●建国宣言
主人公である国「Our Majesty」を建国した際に書かれた基本理念です。
「Our Majesty」に正式な国名はなく、国民は、自国と国民と「統治コンピュータ」を全部まとめて「Our Majesty(アワ・マジェスティ)」と呼びます。作中では、「Our Majesty」と書くのは面倒臭いので祖国と表記しています。
実はこの文章、フランス人権宣言を元に作っています。
●第一章
祖国民の生活と国家元首である「統治コンピュータ」について書かれています。
「2L」(旧アメリカ合衆国)に移民した元祖国民や、「2L」と手を組んで「統治コンピュータ」を破壊しようとするテロリストになる祖国民もいます。
「統治コンピュータ」の謎に迫りそうで迫り切れないで終わる章です。
一応、主人公はシリウス・コンステラチオのつもりです。
●第二章
第一章とは打って変わって、祖国の同盟国「アリトシ」の話がメインです。他に、新しく出てくる祖国民や「2L」の内地の状況などの話もあります。飛行機の話が多くて全体的にキラキラしている章です。でも、少しずつ情勢が悪化していることも忘れずに書いたつもりです。
主人公は祖国民のアンサ・グラナーダと「アリトシ」の軍人の伊豆真理です。
●第三章
種明かししようとしてやり切れなかった章です。
第二章ではキラキラしたミリタリーものをやりすぎたので、今度は戦争の嫌なところばかり書こうとしました。
おまけに「統治コンピュータ」が世界最高峰のコンピュータの癖に戦争を始めた理由も書かなきゃいけないし、そのためには祖国が建国される前の話も書いておかないと、とか考えていたら、この章だけで2章分の文字数になってしまいました。
きつかった。本当にきつかったです。この章は泣きながら書きました(嘘です)。
主人公はカン・レイとカン・シュウ、アーノルド・アームストロングです。
●国民会議
何故第四章と言わないのか、とつっこまないでください。読めばわかります。
小説のかたちで種明かしができなくて、議論というかたちにしたのです。その分、論理構造がしっかりするように気を付けました。
難しい事がかなりの長文で書かれているので読みたくない人はやめた方がいいです。
自分でも疲れちゃって、キャラクターの心情描写なんかを挟んだりしてちょっと休憩したくらいです。
主人公という考え方はこの章ではできないです。
●補章
今まで出てきたキャラクター達が戦争を経験した後、どう変わったかを書いた章です。劇的に変わった人もいれば、そうでもない人もいます。戦争についてそれぞれが思う答えを出しても、生活はまだ続いていきます。
以上が本作品の構成です。少しは読む気力が湧いてきましたでしょうか。余計に嫌になったというのであれば、私と戦争するつもりで挑んできていただいてもいいんですよ?
真面目に読もうとしたら混乱する作品だという自覚はあります。気に入ってくださったところだけ抽出して楽しんでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします!