本項では様々な縦帆を図示しています。全てを網羅している訳ではありませんが有名どころは抑えているつもりです。
①のラテンセイルは西洋から中東、インド洋、②のジャンクセイルは中国、③のクラブクロウセイルは南太平洋で使われた帆です。
①のラテンセイルは時代を追うごとに①→④→⑤→⑥
と進化して行きました。現代で使用されているのは主に大型船で⑤、小型船で⑥となります。
③のクラブクロウセイルは地域差が大きく、様々な形がありますが、上部が広い逆三角形型の帆である点は一致しています。本項では一番単純な形を掲載しています。
⑥のバミューダ帆走は船首帆としてジブを装備した形で描写しています。ジブはステイスルと呼ばれるマストを支えるロープに張られる縦帆の一種で、中でも船首に張られるそれはジブと呼ばれます。
画像では大型のジブを一枚装備していますが、高さの違うステイを張って、小型のジブを複数枚張る船もあります。
①ラテンセイル
②ジャンク帆
③クラブクロウセイル
④ラグセイル
⑤ガフセイル(スパンカー、ドライバーとも)
⑥バミューダ帆走(マルコーニ帆走)+ジブ(ステイスル)