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『バグの伝説』、ネタバレ【あり】のこぼれ話

 この近況ノートは35話ないしは後書きまでお読み下さった方向けのものです。
 また、二つ前の近況ノート「ネタバレなしのこぼれ話」の続きです。
 【作品における全てのネタバレが含まれております、予めご了承下さい】

 お読みいただけた方は下へどうぞ!
 
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 一番最初に更新しました近況ノートにて、この作品を書くに当たって、挑戦してみようと思ったことがいくつかあるというお話をさせて頂きました。
 完走した感想(←RTA界隈で使われてるのでこれ見よがしに使ってみる)と致しまして、この場を借りて少しそれらを掘り下げていきたいなと思います。
 
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 まず始めに、RTAを元ネタとして作品を作ってみたいと思いました。
 そして、パロディネタを駆使し、テンポが良い作品にしたいな、とも考えました。
 ここまでは既出です。

 で、その上で。
 『黒幕』絡みの、いわゆる何故ゲームの世界に連れてこられたのか、という、お話の主軸となるストーリーラインと。
 それから『マリク』を主人公とする、古のアルティメットブレイドというゲーム内でのストーリーライン。
 これらを並列で動かしていくことによって中だるみを防止しつつ、『実はこの人がこうでしたー』というサプライズの機会を単純に増やす試みをしたいな、と考えたのです。
 主軸となる方により重きを置くため、ゲーム軸の方は割と簡素でわかりやすさを重視しつつ、その分主軸はちゃんと読者の予想の斜め上を行けるように……と、返しの強弱も設定したりしつつ。

 ただそうすると、軸自体が二つもある分、双方で登場人物いっぱい出せば出すほど、作者のこちらとしても読み手の方々としても混乱してしまうかなーといった懸念もありました。
 なので、むしろそれを逆手に取りまして……『登場人物を出来るだけ少なくする事を目標にしてみよう』と思ったのです。
 ……そう。つまりは(金髪、お姫様、国王、宰相等々、ネームドではないキャラクターはゲーム軸での進行上の都合で出しはしましたが)、ネームドキャラは陸也と時乃の二人だけで、最初から最後まで行くつもりだったんです。
 ――よって『黒幕』というのはこの時点で、自動的に時乃ということになりました。
 で、そんな大前提の上でもちろん設定しなければいけなかったのは、どうして時乃は陸也をゲームに引きずり込まなければならなかったのか、です。
 そうして。……彼女を絶対に悪役にはさせずに、しかし裏で暗躍はさせたい。そのためには……と、そんなことをうんうん唸って必死に考えた結果、こういうどんでん返しになったというわけなのでした。

 つまりこの作品は、RTAモチーフ、テンポの良いパロディ、並列進行、且つミニマムキャラ数縛り、という4つの『試してみたいこと』があって、そこからひねり出して作った物語だったのです。
 個人的には、割とこういう『やってみたいことから作っていく』、ということはこれまでやってこなかったので、振り返ってみるとかなり新鮮で、色々と面白かったなーとは感じています。慣れない事ばかりだったので、目算よりもかなーり大変でしたけれども。
 
 ただ、作者自身はそう思っていても、じゃあその面白さはちゃんと物語としての面白さへと昇華し、読者へと伝わったのか……ということについてはこちらからは全く分からないので、お暇だったり気が向いたりした方は、是非完走した感想(←RTA界隈で使われてるのでこれ見よがしに連呼する)を感想欄なりツイッターなりでお寄せ下されば幸いです。
 「中々良かったんじゃない?(上から目線」とか、そういった一文だけでも構いませんので。それで試みが成功したのか失敗したのか、単純にはかれもしますしね。
 
 あとどうでもいいんですが、にほんごでいちばんむずかしいの、この「はかる」のかんじのつかいわけだとおもうんですがいかがですか、ごいけんおよせください。
 しらべてもしらべてもかくしょうがもてなくて、けっきょくひらがなにしちゃうのですよ……。

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 という感じで、何だかとりとめもなくなりつつあるので、今回はこの辺で。
 重ね重ねになりますが、バグの伝説をお読み下さって、本当にありがとうございました!

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