ボク、とても空腹。 女神様、ボクのお腹をいっぱいにして！ ってお願いしたら叶っちゃった。

ほとんどの句が無季、無定型です。

初めて酒で失敗した時の話です。 お食事中の方は注意してください。

目を見張るような豪華絢爛な装飾は至高のめがねと呼ぶに相応しい。 だがこのめがねの価値はそれだけではなかった。

彼はとても良い目を持っていた。 だからと言って生活が便利になるわけでもなかった。

トリで納得したわけではない。 時間がかかりそうなので妥協しただけだ。

その峠道を歩く旅人は時として驚かされることがある。 人とは思えぬ不気味な声が「はなさないで」と呼び掛けてくるからだ。

そこにもここにもささくれた人たちがいる。 この人たちに安らぎのあらんことを。

生まれた時から箱を持つ種族。 それゆえ彼らは箱族と呼ばれていた。

入社以来、ずっと独身寮で暮らしてきた。 今年、退去年齢の三十五歳になるのを機に、中古の一軒家を購入することにした。

三分、それはあまりにも短い時間。 エヘメラ星の男たちはこの三分に人生の全ての情熱を注ぎこむのだ。

カレー工場の秘密を暴くために、オレは従業員となって潜入した。

大学受験の失敗、それが危機一髪の始まりだ。 今日もオレは危機一髪に出会いながら予備校へ向かう。

オレは走っていた。 スタート前のウォーミングアップほど重要なものはない。 勝負はすでに始まっているのだ。

彼と付き合い始めたのは高校入学直後。 口げんかひとつせず楽しい時を過ごしてきた。 でもある日、いきなり別れを告げられた。 原因は、あの女……。

古より人と魔族は争っていた。 だが偉大なる皇帝の出現により魔族は屈服し争いは終結した。 降伏した魔族には一つの義務が課せられた。 それは年に一度、帝国へ生贄を差し出すことである。

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト　二十句連作部門

R.B.ブッコローは書店で働くミミズクだ。 営業マンとして動画で宣伝するのが主な仕事、のはずだったのだが、 現実はそうでもないようだ。

道に迷った男がたどり着いた村では、 秋の行事、いいわけ祭りが開かれていた。

いいわけ祭りは古くから続く伝統行事である。 今年も賑やかに開催された。

アンラッキー７法の施行は７の運命を大きく変えた。 同志となった８、９と共に７は当てのない旅に出る。

ある日、悪魔が王様にささやいた。 「７は国に災いをもたらします」 王様は７を追放することにした。

女に惹かれていた男は交際を申し出た。 女は微笑みながら言った。 「私の沼にはまる覚悟があおりですか？」

非常事態が継続する中、ボクは必死に収縮し続けた。 平和な日常は戻ってくるのだろうか。

窮地の中で続けていたオレの辛抱は、もはや限界を超えようとしている。 終着駅は天国か、それとも地獄か！

二人の男が夜の町を歩いていた。 散歩のように見せかけて何かを追っている、そんな様子だった。

男は一人で夜の町を歩いていた。 ぶらぶらと歩くことが愉快で仕方がない、そんな様子だった。

スッキリさせて登校し、 スッキリさせて下校する、 それが人造少年の使命だった。

スッキリとした気分で登校し、 スッキリとした気分で下校する、 それが少年の信条でした。

その屋敷では一匹の猫が飼われている。 みんなの人気者だ。

この町には一匹の野良猫が住み着いている。 みんなの人気者だ。