誰得か分かりませんが、簡単な後書きと裏話を。今更感すごいですが。
率直に言うと「黒崎さん」は著者が高校生時代に傘をパクられた学生時代の怒りが原動力となった作品です。
忘れもしない六月某日、私のお気に入りの傘は学内の何者かに突如として連れ去られ、人生初めての盗難を身をもって味わうこととなりました。
その後テンションが振り切ってしまった私は、雨の中笑いながらずぶぬれになって帰るという黒歴史をやらかし、目撃したクラスメイトにやばい人と距離をとられる原因の一つとなりました。
正直変人レッテルはその時点で五年目のシール並みにこびりついて剥がせない代物でしたが、あれも大きな一因で全て傘泥棒こそが悪いのだと、ここぞとばかりに責任転嫁をしています。
尚、母校には傘を忘れた生徒のために雨傘の貸し出しシステムがあったのにも関わらず、意地の関係でずぶぬれになる選択肢を選んだのは私でしたが、それは些細な事でしょう。多分。
と、石崎の過去の黒歴史はさておき。
今回のキャラクターは皆あっさり誕生し、さくっと動いてくれました。以下一言キャラ紹介。
黒崎さん。冷酷な魔女に見せかけて、なんだかんだ面倒見がいい。著者が一番好きなキャラクター。
市松。純粋に書いていて楽しかったが、作者の偏見のせいでちょっと不運がすぎたかもしれない。これからが頑張りどころだ。
姫宮。実は一番シリアスな裏設定があった子。続編があれば書くけど、鬱度がすごそう。
風船。著者がちょいちょい使う苗字、イメージとしては平行世界の名わき役? 実は市松の猫耳が見える稀有な人間だが、おおらかすぎて気にしていない。
続編は思いついてはいますが、長くなりそうなので気が向いたらこそこそ書こうと思います。
それでは