カクヨムで創作を書いたり、別のところでZineを出している。
こうした活動を通じてよく分かるのは、あくまでも作品本位で、作品の質を上げること、少しでも良いものにするために力を注ぐ「作品本位」派の人がいる一方で、やたらと「自分」をアピールしたがる人もそこそこ多いのだという悲しい事実である。
「作品<自分」派の人は、作品そのものの間違いや修正、訂正作業に関心を示さないことが多い。
「いつまでが〆切だから、いつまでにこれをチェックしてください」
「この部分は問題がありそうだから、必ずチェックしてほしい」
といった作業をしないか、手を抜く。それで〆切間際になってから、あるいは過ぎてから急に動き始める。そして見落としが多い。そこを面倒がっていて、良い作品などできるはずがない。
でもって、その種の人たちはなぜか作品が完成してからは世間の目を気にする。誰それさんに認められたい、世間から高く評価されたい、称賛されたい、というばかりで、中身がないのに見栄だけは張りたがる。安直な方法で人目を引こうとするので、すぐにわかる。
そんな人間が何を作ったところで、世間はごまかせない。絶賛や称賛どころか、時間が経てば経つほどボロが出てしまう。
まったくそっち側には行きたくないものだし、自分はそっちグループとは見なされていないようなので、まあまあひと安心といったところ。