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「この人を見よ!」シリーズの巻

子供向けの「この人を見よ!」という伝記物のシリーズのうち「福沢諭吉」「勝海舟」「西郷隆盛」を読んでいる。

これがただの伝記ではなく現代風に「漫画+伝記+主役と関わった人物紹介+名言集+その後の影響」といった親しみやすい構成で、雑誌の特集のようにスラスラ読める。

おかげでこの3人に対する自分の偏見が払拭されて、私利私欲ではなく無私の人なのだということがよく分かった。

やはり有名な「福翁自伝」「海舟座談」は読まないといけない。その下準備としては最良の本、と言いたいところだが、このシリーズはあちこちの図書館にある割にはまったく読まれた形跡がない。

あまりにも綺麗な本で、開き癖もないので「きっと最近の本だな」と勝手に感じていたのだが2008年に一巻が出ていて、一巻だけでなくお終いの方の巻もピカピカである。

いや、これは図書館が全巻一括でごく最近、寄贈を受けたのかもしれない。そう考えると筋が通る。いったいそんなことを推理してどうなるのか。別にどうにもならないが……、とにかくこのシリーズを考えた人の意図は私にはかなり伝わっている。

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