第1、2章を30%くらいの力でサラッと書いてしまえ、というのが本日から三日間の目標である。
しかし、昼間はあまり捗らない。とは言え、「先の展開を早い段階で見せる」という手を使っていて、そこの場面や会話はうまいことまとまった。
こういう風に、「読者の予想よりもやや早いタイミングで何かを提示する」というのは、面白さを産む手口、公式としてはかなり普遍的なものではないだろうか。
野球漫画でいうなら、
「明日は大切な地区予選決勝の日……、ところが、ピッチャーの主人公は初球いきなりホームランを打たれるー!次の打者にもホームランを打たれるー!……はっ!夢か……。」
というやつである。
ベタな手法だが、読者がぼんやりと構えているうちに、「やや先」「やや意外な展開」「少し将来のこと」をチラチラ提示するというのは、継続して駆使できれば面白さの平均水準をかなり上げることができそうである。