フリーターが次に選んだ職業は暗殺者。神スレから賜った「液化金属」が無敵すぎる件 ～合理主義者の殺人譚～

普通なら陳腐にしちゃう設定なのに、こう上手くまとめられちゃうと絶句ですね。次の作品を期待しております。

なろうで見て面白かったのでこちらでもレビューをと……とりあえず見てください！後悔しませんぜ

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（138文字）

まず魅力的なのは、主人公を含め、明白に狂った登場人物達。
圧倒的な能力を持ち、狂った信条を抱えながらも、時にリアリストであり。
同時に愛おしいほど人間らしい感情を持つ彼等の在り方は、敵味方を問わずぐっと惹かれるものがあります。

バトル内容についても、主人公達は圧倒的な力を持つ一方、敵もまた一筋縄ではいかない相手ばかり。
単純な能力のぶつかりあいのみでなく、自らの能力を最大限に応用した戦術。
現代文明ならではの知略や科学技術を含め、作者様の知識をふんだんに盛り込みながら展開していくシーンは、
それだけでぐいぐいと読み続けさせる力があります。

この物語に正義はなく、あるのは冷たい現実、殺伐と…続きを読む

ここまで心を掻き乱されるような作品はなかなかない。
主人公の強い望みとそれを成し遂げる為の苦しみを伝える文書力、イメージしやすくリアルな戦闘描写、共感でき思わず応援したくなる心情描写、時々軽いノリを入れつつも崩れない作風。
これほど名作の条件が揃っている作品がカクヨムにあるか？いや、ない。と言えるほどの良作。
能力系のバトルが好きな人はもちろん、ダークな作風や主人公の行動に合理性も求める人は必見！

最新話まで一気に読み進めてきた、そろそろ終わりかと思うと寂しくもなるが最後にどうなるのかもとても楽しみです。

小説家になろうでこの小説を知りました。ここまで徹底してシビアで合理的で発想力のある主人公を全創作で初めて見ました。能力バトルとしても超一級品で、液体金属という能力をここまで応用するかと舌を巻きます。
作品自体も敵味方共に非常にスマートで作者様の高い知性を感じます。
とにかく殺伐とした能力バトルが好きな方は是非ご一読下さい。

この作品は小説家になろうに投稿された当初から読んでいたのですが、まず登場人物の心情の表現が素晴らしいです。主人公がどこか外れていて、けれどもそこに惹かれるようななにかがある。また他の登場人物の悩みや思いなどが事細かに表現されています。そのほかにも文章自体の表現力も素晴らしく、自分では考えられないような文才っぷりには脱帽しました。次に能力バトルにも注目してもらいたいです。ただ単に能力を使って戦闘するのではなくその能力を利用して、まぁいろいろします。敵の攻撃方法が全くわからずその説明があったときには「そうだったのかぁ」と納得しました。また、一体どうやって倒すんだと思うような強敵を自分の考えつかな…続きを読む